中公新書<br> 循環型社会 持続可能な未来への経済学

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中公新書
循環型社会 持続可能な未来への経済学

  • 著者名:吉田文和【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 中央公論新社(2014/01発売)
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  • ISBN:9784121017437

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内容説明

近年、「循環型社会」をめざしゴミ減量化とリサイクル推進の取り組みが始まっているが、そのどちらもあまり成果があがっていないのが現状である。自治体・業者・市民それぞれに手間と費用が増え、不法投棄や海外への有害廃棄物の輸出など、弊害もあらわれている。本書では、容器包装、家電、自動車などのリサイクル制度を再検討し、環境への負荷を下げながら豊かな生活を実現するという困難な課題の解決策を考える。

目次

序章 循環型社会とは
第1章 物質循環と制度・参画者分析
第2章 循環型社会の基本問題
第3章 容器包装リサイクル
第4章 家電リサイクル
第5章 自動車リサイクル
第6章 建設リサイクルと食品リサイクル
第7章 不法投棄はなくせるか
終章 生活を豊かにし、環境負荷を少なくする道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

88
環境に配慮する潤型社会の確立に向けて地道な話をしてくれます。あまり実現的でない大きな政策の話ではなく、現在の制度ではどのようなことができるかを包装の問題から家電、自動車、建設、食品、不法投棄などに分けて説明してくれます。自治会などでの勉強会にいいかもしれません。2015/11/02

かきたにたくま

2
eco検定の参考書を読んでいるかのような内容です。もちろん検定の参考書ではないので試験向きに書かれていませんが、循環型社会について書かれている内容は分かりやすいです。エコについて考えるならば一読する価値はありますが、広く薄く状況が分かるというのは新書ならではなので、過度の期待はしない方がいいです。地球環境を考えるという思想だけでは社会は動いてくれないので経済も合わせて考えないといけません。そういう考えを持つ意味ではいい本ではないかと思います。2015/11/16

がっち

2
チープな経済学とリサイクル社会といった本。持続可能持続可能ってブームであり、実際これから必要なことであるが、経済学的に実証されてないところにこの本の微妙さを感じる。終始リサイクル必要といっているだけであり具体策をだしてほしい。2013/06/03

taming_sfc

2
吉田文和先生による2004年の著作。基本的には、環境経済学の視点から、3R、特に日本のリサイクル法とその施行の問題点について、解りやすく整理している。さらに、制度・アクター分析にも力を入れており、経済学プロパーの人のみならず、環境政策学・環境政治学へ跨橋する議論となっているところが、本書の大きな特徴である。議論の中心は日本の3R行政にあるが、適宜EUやアメリカの例などが出され、日本の特徴を明らかにすると共に、3Rに関する世界の動向も理解できる。リサイクルに興味のある方必読の一冊である。2010/11/16

R

2
そうだよね、環境負荷を減らすことが目的なんだ。そこを忘れちゃいかん。2010/04/05

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