内容説明
これって悪夢以外の何ものでもないわ。スーザンはあまりの惨状に言葉を失った。嵐の夜、ベッドで眠っていたら、いきなり大木が屋根を突き破って倒れ込んできたのだ。ドアも窓もふさがれて、脱出できない。そのとき、暗闇のなか一人の男が現れ、彼女を抱きかかえると緊迫した声できいた。「けがはないかい?」無線機で外の人間と応答する彼の喉元が、目の前に見える。「大丈夫よ」そう答えた直後、目もくらむ稲光が部屋を貫き、スーザンは呆然となった。ふるいつきたくなるほどいい男だわ。★架空の町サウスヴィレッジを舞台に三人の女性が織りなす恋愛模様をお送りします。ガテン系のヒーローのセクシーで新鮮な魅力が光ります。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びわ
1
お互い強烈に一目惚れしたのに、トラウマのせいで全速力で逃げるヒロイン。情熱的かつ誠実に追い詰めるヒーロー。ヒロインの言動に一喜一憂しながらも、優しくて便りになるヒーローが素敵だわ。ラストはヒロインが勇気を出したのがよかった。ヒロイン友人の話も探してみようかなあ2013/06/26
める
1
苦労性なヒーローがとっても素敵。たくましく、優しく、向上心があり、謙虚。色んなものを背負ってきた彼が、ヒロインと出逢うにふさわしいことを自分はしたのだろうか?と考えてしまう所がもうたまらん。逃げ腰のヒロインに一喜一憂する大男を、好きにならずにはいられない!2013/06/18