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内容説明
長く不況にあえいでいた日本経済にも、ようやく回復の兆しが見られるようになったという。しかしそれは一部の業界、大企業にとどまり、経済再生のカギを握る中小企業はあいかわらず苦しんでいるのが実態である。本書では、金融機関の企業支援、産学協同、企業間ネットワークの構築、生活基盤を支える地域医療など「現場」のさまざまな取り組みを紹介し、中小企業の再生、地域経済の再生に向けて新たな「解」を提示する。
目次
第1章 “現場”が見つけたもう一つの「解」―「不良債権処理」から「不良債権減らし」へ(不良債権処理のジレンマ 新たな「解」を求めて 受注ゼロの中での企業支援 ほか)
第2章 地域を再生させる“現場力”―「壊す」から「活かす」へ(「壊す」から「活かす」へ 炭素繊維で地域を活かす 産業政策を「死語」にしない ほか)
第3章 市民・企業・行政の新しい関係をつくる―「現場が変える」「現場が変わる」(金融行政を“現場”が変える 市民参加で新しい金融システムをつくる 「新たな企業像」を求めて“現場”が変わる)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Z
4
本としては面白くないが、こういう人がいることがわかって良かった。簡単にいうと、実体経済と金融を解離させない金融政策のしくみを考えようという本。中小企業の試み、金融政策の問題点、改善策の三本からなる。「誰のための金融緩和か」と内容重複し「誰のための~」のほうが面白かったが、著者は信頼できる学者だと思った。この人、ハードな金融論書いているか、調べて読んでみたい。2016/04/23
hoshino-soumu
0
徹底的に地域の現場にこだわった一冊。金融機関との信頼関係は、しっかりとした経営計画あってこそ。私はもっと研鑽を積まねば。2012/04/11
koji
0
平成24年1月1日のNHK「めざせ日本復活」を見て、旧著ですが手にとりました。上位遷移による企業再生の個所は大いに納得しました。この視点を復活したいものです。一方負の側面もあります。誰もが不良債権処理の一掃を願っていた2003年に、中小企業の救世主として「金融アセスメント法」の設立に奔走した著者は、現在も元気です。しかし金融アセスメント法は中小企業円滑化法に形を変え、中小企業のモラルハザードを招いています。中小企業金融の難しさを感じます。しかしこの先生のバイタリティ、変わらなさは好きです。2012/01/10
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