講談社文庫<br> 「家をつくる」ということ

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講談社文庫
「家をつくる」ということ

  • 著者名:藤原智美【著】
  • 価格 ¥733(本体¥667)
  • 講談社(2014/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062739818

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内容説明

家族をつなぎとめ、来客と談笑するはずのリビングは空虚にテレビが映るだけ。子どもたちは子ども部屋という個室に引きこもる。住まい選びは一生の一大事。だが後悔する人が圧倒的なのはなぜか。幸せな家族関係を築くために理想的な間取りとは? 家と家族の問題をあぶり出したベストセラー。(講談社文庫)

目次

プロローグ 日本の家族はどこへいくのだろうか
第1章 展示される家
第2章 「樹」の家
第3章 百年の家
第4章 家族の消えた家
第5章 人を呼ぶ家
第6章 光と影のある家
第7章 家族をつなぎとめる家
第8章 子育ての家
エピローグ 「家をつくる」ことは「家族をつくりなおす」こと

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たぬ

16
☆4 芥川賞作家がこんな社会学者が書くようなノンフィクションも出していたとはね。「家」そのものだけではなく、というかそれ以上に「家族」について言及されていました。日本におけるリビングと欧米におけるリビングの違い、個室の是非、団欒とは、などなど単行本が出たのが30年近く前だから多少の時代は感じたものの、深い考察は読みごたえがありました。なお私は夫婦の寝室は別々がいい派です。だって一人じゃないと熟睡できないじゃん?2025/07/19

東森久利斗

1
家は、”建てる”のではなく、”つくる”ということが良く分かる。家をとおして、文化や生活スタイル、社会事情の違いや変遷が見えてくる、家族や国民性までもが浮き彫りに。そうだそうだ、と納得するしかない説得力ある切り口と解釈。久しく我が城に棲みつく座敷童のような、捉えどころのない謎が解けスッキリ。2019/03/15

こけっこ

0
家の本は面白い。 人類学であって、建築学、環境学、医学、家庭心理学でもある。2015/12/15

mm

0
家という箱があり、必要と思われる部屋をムリやり押し込めていく。そこでどんな生活シーンを実現して、どんな生活シーンを諦めるか、家づくりはそれの繰り返し。 子育ての方針の見えて来ない家。 家族をつくる、そこに幸福を求める。 家をつくる時に、まず考えがちな間取りとか立地とか予算とか、その前段階のお話し。 基礎も基礎、家のために人があるのでは無く、人のために家がるって当たり前の事、ついつい失念しがち。 20年以上前に出された本だという事に驚愕するくらい今現在突きつけられてる問題。普遍的な事だという事。2019/06/15

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