内容説明
ブスに未来はあるか? ──
人生をかけて「ブス」に挑むマンガ家・藤野美奈子さんと、「ブス」を優しく受けとめてテツガクする哲学者・西研氏がブスについて徹底的に討議。西研氏のシビアな意見「現代では誰もが恋愛自由市場に投げ出されている」に対して、藤野美奈子さんの答えは「ベッドでは電気なんて消す! 真っ暗、真っ暗、真っ暗闇」。実戦的ではあるけれど……。
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目次
ブスにだけはなるまい―悲惨なブリっ子
田舎者の苦悩―そんなことしてたら日本がダメになる!
あこがれの合コン―男の子を落とす方法
超激烈・就職戦線―チビ・デブ・ブスはアウト
ブスキャラ―笑われることに強くならないと生きていけない
合コン卒業―シティボーイもつきあいはじめたら演歌の世界
苦しみの基本形―大半は「悩める青年」だった
閉回路―ひとりよがりの自意識
ブスだとオチンチンが立たない―内面を磨けなんて嘘だ!
愛情関係と役割関係―嫌われるのが怖い
仕事―女の子のほうが甘えてる
新しい魅力―ブスでもモテる!
結婚―もうエロス的な対象として男の人はみてくれない
表現者の快感―セックスなんて目じゃないくらい気持ちいい
ブスとセックス―電気なんて消す。真っ暗、真っ暗、真っ暗闇。
整形―男のひとはね、きれいになったら結果オーライだから、戻せとは言わないよ。
元気の素―オシャレは自分を社会化する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
凛
10
ブスと哲学者がブスを主軸に人間関係等について語った対談本。とりあえず溜まったもの吐き出してからそれを分析するスタイルが面白い。バブル前に成人してる人達なので時々?になるのはしょうがない。だからなのか、存在理由に美醜に重きを置きすぎてる感がある。勿論言ってる事も彼女に対する世間の眼もそれなりに理解してるつもりだけど、僻みによるデフレスパラルをひしひし感じた。あと自分の周りだけかね、ブスの方がセックスするのに気を使わないから欲望をストレートに押し付けられる、て人も結構いるから素直に彼女の意見に賛成できない。2013/08/09
ゆうれいごまん
6
これは…18才の頃に読んでいたら、人生のバイブルになっていたかもしれない…。2015/12/21
絵具巻
6
文京区立根津図書館で借りました。2015/11/17
ビシャカナ
4
ブスの視点で日常の些細な事から実社会での生き方、性愛のつっこんだ話まで赤裸々に語られる。そしてブスはどうすればいいのかを哲学的に考え具体的にアドバイス。男の自分には決して知りえない視点を窺い知る事ができた。そこらのフェミニズムとは一線を画す視点は新鮮。また心の内面の問題では自分も身につまされた。しかし現代の若者に向ける視線や、著者たちの若い頃の話などでジェネレーションギャップを感じる所が多い。また生物学や心理学に関する話は裏付けがほしかった。釈然としない所もあるが、広く読まれるべき本だと思う。2014/05/06
かなこた
4
思っているが恥ずかしくて他人に言えなかったことがドンピシャで書いてあって衝撃を受けた。10年ほど前の本で、その頃に流行り出したプチ整形の話題から入り、女性と容姿についてあれこれ哲学とからめつつ話が進んでいく。最近はカラコン、アイプチ、つけまつげなどで整形レベルの化粧がもてはやされ、女性の容姿至上主義はエスカレートしている。それについて藤野さんの意見今をぜひ聞きたい。私自身容姿に自信がもてずモヤモヤするので、あれこれ代弁してもらい、まるで自分が西研さんに哲学的に分析しもらったかのような気になれた。2014/02/06
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