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内容説明
キンメダイはタイと名がついてもタイ科の魚ではなく、むしろギンメダイに近い。また、コバンザメやチョウザメは、サメといってもサメの仲間ではない。四億年前に誕生した魚類は多様な進化を遂げた。食用・観賞用としてなじみ深い魚もいれば、新発見の魚もいる。本書は、メダカとトビウオ、フグとマンボウのように、一見かけ離れていても実は非常に近縁な魚を対比し、かたちや生態を解説する。これであなたも魚博士に。
目次
ナメクジウオと魚類の祖先―脊椎動物のパイオニアたち
ヤツメウナギと甲胄魚―顎のない魚たち
ネコザメとプテュコードゥス―サザエ割り、アンモナイト割り
ラブカとカグラザメ―深海に棲む幻のサメ
ホオジロザメとカルカロドン・メガロドン―天狗の爪の正体
ジンベエザメとウバザメとメガマウス―世界最大の魚
ノコギリザメとノコギリエイ―水底でふりまわすのこぎり
シーラカンスとハイギョ―生きている化石
チョウザメとポリュプテルス―硬骨魚類の祖先
アミアとガーと硬鱗魚―古代魚の生き残り〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
75
日本の魚について形や生態、進化などをイラストを交えて解説した本。面白いのは章ごとに二種類の魚を対比し紹介している点。一見まったく関係のない魚同士(メダカとトビウオ)や逆にヤマメとアマゴのような似た魚同士だったり。学術的な記述も出てくるが読みにくい本ではないと思う。読み物としても十分楽しめた。図書館本2018/10/17
俊介
19
単なる魚の紹介本ではなく、進化や分類学的な話も多かったので楽しめた。魚についてはあまり考えたことなかったが、種同士が進化上どういう関係にあるのか、原始的な形態を残しているのはどの種か、などが分かると、魚たちの世界がより立体的に見えてくる。また、生態の話も面白くて、例えば、チョウチンアンコウ類。メスの数十分の1くらいのサイズである小さなオスは、メスに守られ、文字通り寄生しながら生きる、らしい…。あげく血管まで繋がって、メスから血液を送られながら生きていくのだから、もはやヒモなんてレベルではない。 2020/09/24
うごうご
6
生物としての魚についての雑学集といった感じ。2015/08/27
たびねこ
5
系統、類縁を切り口に魚を紹介。図鑑的単調に陥らず、魚の生態、進化の奥の深さを簡潔に読ませる。2015/12/07
スズツキ
3
癒し空間。さすがに専門的な分類までは出来ませんが面白い。2015/03/22
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