中公新書<br> ニューヨークを読む 作家たちと歩く歴史と文化

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中公新書
ニューヨークを読む 作家たちと歩く歴史と文化

  • 著者名:上岡伸雄【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 中央公論新社(2014/01発売)
  • 中央公論新社 GW特大フェア ポイント40倍!(~5/12)
  • ポイント 320pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121017345

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内容説明

資本主義の首都ニューヨークには、最先端の現象が露出しつづけてきた。その素顔を捉えることは容易ではないが、この都市を舞台とする文学作品は格好の導き手となってくれるだろう。メルヴィル、ホイットマン、フィッツジェラルド、サリンジャー、オースター……。こうした作家たちは、この都市の魅力と魔力を鋭い感受性で捉え、鮮やかなことばで表現した。ダイナミズムをたたえ混沌としたニューヨークの過去と現在を歩き直す。

目次

第1章 ニューヨークの起源
第2章 資本主義の都
第3章 上流階級の成衰
第4章 スラム街の暮らし
第5章 摩天楼の都市―一九二〇年代
第6章 ハーレムと黒人文化
第7章 ユダヤ系アメリカ人
第8章 ガラスのニューヨーク
第9章 九・一一以降

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hepatica nobilis

13
ニューヨークの歴史の本かと思って読み始めたが、ニューヨーク文学のエッセイだった。この辺り自分は全然疎いので名前しか知らない作家、作品ばかり。紹介されていた作品の中ではドンデリーロ『アンダーグラウンド』とドスパソスは見つけたら読んでみたい。でもそれよりももっと客観的なニューヨーク史(の手軽な本)があれば目を通したい。2020/05/12

46neko

4
YNが舞台の映画やドラマってたくさんあるので、時代背景を知る上でも一冊あると便利。それにしても純文学って読んでないなぁ2018/09/24

4
教授から講義を受けているので(笑)。「ニューヨークを読む」とタイトルにありますが、ニューヨークが舞台となった映画等々ニューヨークにまつわるetcを並べて、そこから論理を展開したように感じました。ただの観光ガイドと違うのは、人種別や当時の人の価値観からどうして今ここにその建築物が建っているのかまで詳しく書いてあるところでしょうか。勿論、肝心の文学にも深い所まで言及していてとても興味深かったです。2010/08/16

fritzng4

3
旅行前から旅行中に読んでいた本。ニューヨークの歴史と文学の関わりについて、時代・エリアごとに重要作品に触れながら紐解いていく内容で、頭の中で地図と歴史を結びつけながら街歩きをする上でとても参考になった。これを読んでから『エイジ・オブ・イノセンス』や『ギャング・オブ・ニューヨーク』を見たらまた印象が変わるのだろうなぁ。2018/08/16

ネムル

2
小説(と映画も少々)の表象からみるNYの歴史。原住民から詐欺同然に奪うことからNYが始まるという負の出発点ということもあってか、そちらの観点から描いた作品のが多いな。楽観的アメリカン・ドリームの作品はあまり後世に残らないか、紹介されていても面白そうには感じない。2015/05/25

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