接吻の博物誌

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接吻の博物誌

  • 著者名:立木鷹志
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 青弓社(2014/03発売)
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  • ISBN:9784787232281

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内容説明

恋人たちの情熱的なロマンスに欠かせない接吻。エロスの欲望が駆り立てる悦楽の営みの多様なありようを、古今東西の文学や芸術、風俗史にさぐる官能の文化誌。
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目次

はじめに

第1章 接吻の起源
アダムとイヴの接吻/“接吻の起源”十説/南方熊楠の模倣説と動物行動学/接吻の力

第2章 接吻の種類
ローマの接吻三態──習慣接吻、愛情接吻、性愛接吻/部位による接吻分類法

第3章 西洋接吻史I──古代エジプトから西欧中世まで
古代エジプトの接吻/『聖書』の接吻/ギリシャ人と同性愛/ローマは接吻で創られる──ローマ建国/トルバトゥールと「鉄の処女」の接吻/官能のアラビアン・ナイト

第4章 西洋接吻史II──ルネサンスから近代まで
接吻ルネサンス/シェイクスピアの恋情/「大接吻家」セクンドゥスの時代/『エプタメロン』と『好色女傑伝』/淫猥な時代の怪物/ロマン派詩人の時代──ゲーテとバイロン

第5章 日本接吻事情
説話と接吻/天正遣欧使節の青春/秀吉の接吻/大江戸接吻絵巻/「接吻」訳語考

第6章 現代接吻考
自意識と接吻/新しい恋愛のかたち──産業革命と接吻/映画化される接吻/美術に見る接吻──ロダン、クリムト、ピカソ/夢のなかの接吻/接吻の味覚──唇は木の実のごとし

索引
人名・事項索引/書名索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

里馬

16
古今東西接吻に関する記述(主に文学)を集め纏めたもの。挨拶としての接吻から性行為の接吻まで習慣、愛情、性愛というように様々だ。これを読んで思い出した映画が「ニューシネマパラダイス」。 神父さんがキスシーンをカットしていたけど、映画館が代替わりしてキスシーンで観客が歓声を揚げるシーンが好き。2010/01/16

takao

2
ふむ2023/05/14

コウみん

1
キスは甘くて苦い感じがする。 接吻(キス)の文化について西洋と東洋に分かれている。 いつからキスの文化が人間に始まり、文学・映画作品でのキスの描写をいかにしたか。2024/11/19

Kenji Suzuya

0
文学・芸術作品における各種の接吻について、特に西洋と日本を対象として検討していく。ただ、日本・中東など東洋に関する記述では西洋人の記述を無批判に受け入れるところもあり、まさにオリエンタリズム的偏見が顕著であった。2015/08/19

猫森

0
ジュリエット「接吻一つに、ずいぶんむずかしいことをおっしゃいますのね」全くだ!2015/01/10

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