内容説明
ピーターラビット、クマのプーさん、嵐が丘、不思議の国のアリス、探偵ホームズ、ピーター・パン、アガサ・クリスティ作品、ツバメ号とアマゾン号、シェイクスピア劇……。なつかしい名作の舞台をたずね、作者の生涯をたどり、物語をゆたかに味わう旅。美しいイギリスの田園をめぐり、大都会ロンドンを歩いたロマンティックな文学紀行。
目次
ピーターラビットのおはなし(湖水地方)
クマのプーさん(ハートフィールド)
十二夜(ストラットフォード・アポン・エイヴォン)
ジーキル博士とハイド氏・宝島(エジンバラ)
嵐が丘(ハワース)
白昼の悪魔・そして誰もいなくなった(トーキー)
クリスマス・キャロル(ロンドン)
シャーロック・ホームズの冒険(ロンドン、ベイカー街)
不思議の国のアリス(オックスフォード)
水仙(湖水地方)
ピーター・パンとウェンディ(ロンドン)
ツバメ号とアマゾン号(湖水地方)
トムは真夜中の庭で(イーリー)
アーサー王伝説(ウィンチェスター)
シェイクスピアのグローブ座(サザーク)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
85
翻訳家・松本侑子さんがイギリスの文学作品の舞台を旅した紀行文。ピーター・ラビット、プーさん、ピーターパンなどの児童書からシャーロック・ホームズ、シェイクスピアまで華々しい作品たち。ただもううらやましいのひと言につきる。特にアーサー・ランサムとブロンテ姉妹の世界はこの目で見てみたくなった。アメリカ編もあるらしいので探してみよう。2018/09/19
みうか
51
可愛らしいくまのプーさん、スタイリッシュなシャーロック・ホームズ、劇作家シェイクスピアまで、多岐にわたる名作・著名人を輩出してきた英国。そんな数々のイマジネーションが誕生した土地を赤毛のアンの翻訳で有名な松本侑子さんが歩き廻る。湿った森、木々の間を散歩する風、土から湧き出るノスタルジックな空気感が心地よく、同時に島国ならではの海の向こう側への果て無き欲求に心躍る。一方で嵐が丘のような寂しげな荒野も無性に惹かれてしまう。お気に入りの作品をバッグに忍ばせて、ゆっくりとゆっくりと旅して周りたくなる1冊です。2021/02/08
宇宙猫
16
★★★★★ ほとんど読んだ物語なので楽しかった。ゆかりの地へのツアーは行ってみたいな。ツバメ号は湖水地方だったんだな。ドーヴァーのイメージが強くて忘れてた。2024/01/07
みや
1
☆☆☆☆2021/07/24
Hiro
1
今英検合格を目指して勉強中なのだが実際はあまり進んでいない。そして例えば本書のような英国にまつわる本を読んだりしている、いけないと思いながら。しかしこの本はいい本だった。ピーターラビットやプーさん、またアーサー・ランサムなどこれまで知らずにいた作品も本書のお陰で今後手に取るかも知れない、できれば英検後にしたいが。著者のように仕事でこんな、イギリスの観光地や景勝地やカントリーを訪ねる旅ができるとは羨ましいの一言。出掛ける前から資料をいっぱい読み込んでいざ出発、帰りには充実した旅を満足して振り返る、いいなあ。2017/11/14
-
- 電子書籍
- The Good Father【分冊版…
-
- 電子書籍
- 最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました…
-
- 電子書籍
- 南欧の風に誘われて : ウィスキー夫妻…
-
- 電子書籍
- 東京レイヴンズ10 BEGINS/TE…