伊藤博文 - 近代国家を創り上げた宰相

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伊藤博文 - 近代国家を創り上げた宰相

  • 著者名:羽生道英
  • 価格 ¥640(本体¥582)
  • PHP研究所(2011/05発売)
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  • ISBN:9784569661223
  • NDC分類:913.6

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内容説明

明治の最高指導者として内閣制度の創設、憲法の制定など、わが国を西欧列強に伍する近代国家に育て上げた初代内閣総理大臣・伊藤博文。本書は、伊藤の数奇な生涯を、日本が歩んだ近代化の道と重ね合わせながら描いた長編歴史小説である。農民の子として生まれた博文は、下士の伊藤家に養子に入り、吉田松陰の松下村塾に学ぶ。若い伊藤はそこで長州藩、また日本が直面しているさまざまな問題を知り、次第に国事に奔走するようになっていく。明治の世になってからは、新政府を築いた大久保利通、岩倉具視等の後を継ぎ、渡欧によって開かれた視野と、「周旋の才」をいかして、次第に権力の階段を昇っていく。そして明治14年、北海道開拓使官有物払下げ事件に端を発した参議大隈重信の罷免によって(明治14年の政変)、最高権力者に昇りつめるのである。国を想い、天皇の厚い信頼を得て、日本の舵取りをした偉大なる政治家の軌跡を綿密に辿る力作である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てっしー

4
伊藤博文の事績を小説風にまとめた本。政治的功績や、明治天皇からの寵愛、井上馨との信頼関係、山県有朋との確執、自らが創り出した憲法に自縄自縛になる様子等、実に興味深く読んだ。政治家・伊藤博文が(少なくとも金には)淡白で清廉な人物であり、国益を最優先に考えていたことが見てとれた。他方、彼の人間性に迫る描写は、やや物足りないと感じた。(あえてしているのかもしれないが。)2014/07/28

maito/まいと

3
明治初期の立役者、伊藤博文の生涯を描いた小説。伊藤の小説を読んだことがなかったため、幕末期の伊藤の活躍(テロまがいの活動を平気で行ってたことなど)にはかなり驚いたが、あの時代の志士としては、まあ当然の行動か・・・井上との友情や、大隈との確執、そして天皇との厚い信頼関係など、人間関係に彩られた明治創世記は、読んでいてワクワクします。あんまり明確には触れられていないけど、女性関係のエピソードもかなりありそうだなあ(笑)2011/08/01

Jiro Tsuda

0
前に読んだ伊藤博文は明治維新までだったので維新後の総理大臣の話、山縣有朋との話など興味深く読めた。2012/07/06

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