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内容説明
報国の心ころをわするゝ婦人哉(ほうこくのこころをわするるおんなかな)―。京、大坂の太夫や舞妓の雅(みやび)を詠んだこの句の作者は、新選組副長・土方歳三(ひじかたとしぞう)。小説などでは、「バラガキ」「鉄の組織をつくりあげた男」などと描かれるが、その等身大の姿とは?土方が詠み残した 『豊玉発句集』(ほうぎょくほっくしゅう)などを読み解いていくと、俳諧に遊び、“ハイカラ”に憧れた、その人物像が浮かびあがる。一方、対照的な“バンカラ”の局長・近藤勇(こんどういさみ)。その実像も漢詩・和歌や、留守宅を気遣う誠実さにあふれる初公開の書簡から伝わってくる。無名道場出身ながら攘夷を志して新選組で活躍するも、幕府の瓦解と近代化の到来を迎えることに。その真っ只中で初志を貫こうとする近藤の純粋さと、近代人へと生まれ変わろうとする土方の時代感覚に迫る。文芸に励んだ、知られざる新選組を描いた注目の書!!
目次
第1部 剣術道場と学問(ダブルスクールとしての剣術道場 剣術道場の偏差値 近藤勇の学力 ほか)
第2部 俳遊・土方歳三(俳諧に遊ぶ土方歳三 土方歳三『豊玉発句集』 土方歳三をめぐる文雅 ほか)
第3部 近代の人・土方歳三(新選組と文芸 和装の近藤、洋装の土方 近代へのつながり)
第4部 新出、近藤勇書簡



