クリスティー文庫<br> リスタデール卿の謎

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クリスティー文庫
リスタデール卿の謎

  • ISBN:9784151300561

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内容説明

豪華家具付き、家賃は格安、そのうえ使用人は家主の負担。ヴィンセント夫人が借りることになった住宅は掘り出しものだった。ただ気になるのは、持ち主のリスタデール卿が失踪していること。好奇心旺盛な夫人の息子ルパートが失踪事件を調査し始めたが……表題作ほか、ミステリ十二篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aoringo

68
短編集。サクッと軽く読める話が多かった。ミステリーやサスペンスの要素もあるにはあるけど、ロマンス色が濃くてハーレクインの小説のようでした。2019/11/15

ミユ

53
殺人、窃盗、詐欺、ロマンスと色々な形のノンシリーズの短編集。だいたいはハッピーエンドものでどれもさらっと読める軽いものが多め。私のお気に入りは「ナイチンゲール荘」、「六ペンスのうた」、「事故」、「白鳥の歌」。このあたりは比較的ユーモアのある謎が多い中でもなかなか重いミステリーでサスペンス要素もばっちり。「日曜日にはくだものを」のオチもなんか和む。2014/11/19

Kircheis

48
★★★☆☆ アガサ・クリスティの短編集。 本作にはポアロもマープルも登場しない。けれど、クリスティお得意のどんでん返しはしっかりある。 一つ一つの作品はどれも面白いのだが、若干ワンパターン気味なのが残念。 そんな中でも、表題作の「リスタデール卿の謎」は一番のお気に入り。2018/11/14

yumiha

46
ポアロもミス・マープルも登場しない短編集。12篇のうち7篇がハッピーエンドの恋、ちゅうのが興醒めだった。40ページほどで成就する恋愛って、お手軽で安易だと思ったから。ま、熱病に浮かされた状態でなければ、結婚なんて勘違いな事態に陥らないとは思うけど、結婚後のさまざまな苦労に耐えらえるだろうか、この登場人物たち…と余計なお世話でした💦だから、そうでない作品の方が楽しめた。2022/12/26

いっくん

36
短編集6作目。(ノンシリーズ)『リスタデール卿の謎』結局、ほのぼの。『ナイチンゲール荘』打っちゃりをくらった感じ。『車中の女』冒険活劇。アナスタシア…。『事故』よく出来た小品。『ジェインの求職』タペンスが喜びそうなお話。でも、恋愛物としたら、少々ベタですね。恋愛物、冒険っぽいお話が多くて、ミステリーを期待して読むと少々物足りない感じがします。 2018/05/15

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