内容説明
江戸時代に生きてきた先祖は、未舗装の道路を空調機代わりにしていたり、着古したゆかたを、おむつまで使い尽くしたりと、身の回りのものを有効利用していた。石油や自動車を使う現代人は、楽な生活を手にした。が、果たしてこのまま科学が発達しさえすればいいのか。物質社会のいまだからこそ、必読の書。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinupon
16
今の日本を考えると、現代のエコの考え方がチョット違うのかな。比較は出来ないけれど江戸時代のエコの考え方のほうが理にかなってるような気がします。2014/04/25
作楽
7
江戸時代からエコがあったし、なんでも使って節約もしてた。ものを大事にしてた感じ・・・2017/07/19
crazy cool joe
4
リサイクル事情と似た内容。カロリーに置き換えるのが文型出身の自分には難しかった。今ってほんとに豊かな時代なんだなあと実感。2014/12/26
作楽
3
詳しい。本当に有難い資料本。普段何気にやっていることが、実は江戸時代の節約術だったこととか、とても面白かったです。買ってよかった!2013/06/02
ヘムレンしば
2
表題の軽さから江戸文化の雑学本かな?と思ったら、なかなか深く考察された本でした。太陽エネルギーだけで最高レベルに発達した江戸文化。とは言え、今の比べたら全く不便で貧乏。手間暇かけた手作りの世界だからこそ、全てが循環する世界を作れたのですね。今更そんな時代の生活に戻れないけど、とにかく新しいモノが何でも良い!西洋崇拝して日本の過去を全否定する進歩的思想とやらを止めにしませんか?といった内容。バブルを知らない世代なら結構共感するんじゃないかな。このまま人類が高度成長して発展し続けるなんて思えないもんねぇ。2014/11/18




