内容説明
ポアロのもとに届いた予告状のとおり、Aで始まる地名の町で、Aの頭文字の老婆が殺された。現場には不気味にABC鉄道案内が残されていた。まもなく、第二、第三の挑戦状が届き、Bの地でBの頭文字の娘が、Cの地でCの頭文字の紳士が殺され……。新訳でおくる、著者全盛期の代表作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
射手座の天使あきちゃん
392
『勝手にアガサ・クリスティー再発見サマーフェスタ』開催中♪ エルキュール・ポアロシリーズ 第11作 殺人予告・関係性皆無の被害者たち・共通の遺留品「ABC鉄道案内」 現在のサスペンスドラマにも頻繁に登場するストーリーの原型が1936年に出来上がっていたんですねぇ❕ やっぱクリスティー凄いです♪ 次は「そして誰もいなくなった」行きま~す (^_^)ゞ2020/07/23
stobe1904
321
【クリスティの代表作ミステリ】大抵のクリスティ作品は読んでいたが、なぜか未読だった作品。ABCを名乗る人物から挑戦的な手紙を受け取ったポアロは連続殺人事件に巻き込まれるが…。被害者間に関連性がなく、アルファベット順に行われる犯行をポアロがロジカルな思考で網を絞り、真相を解明するさまは圧巻。後世に大きなインパクトを残し、読みつがれていく素晴らしい作品だと実感。★★★★★2024/02/11
ehirano1
318
真相のカモフラージュの塩梅が絶妙で、このカモフラージュこそがプロットになっている点が秀逸だと思いました。加えて、挑発にも全く動じず、終始冷静沈着なポアロが印象的でした。2025/12/07
修一朗
244
以前ドラマで観たけども肝心なところはきれいに忘れているので大丈夫。ほれぼれする見事なプロットを堪能しました。この,連続殺人のパターンと終盤のどんでん返しは典型的なミステリパターンのひとつなんだろうけども考えてみればこのABC殺人事件が最初で2つを組み合わせてたのですね。犯人は提示されているので,読者としてはじゃぁ最後に動機が明らかになるのだなっていう期待で読んでいくと,ぐるっとひっくり返されて…うわっていう快感。面白かった!これからドラマをもう一回観ます。きっと面白いです。2021/06/08
れみ
225
ポアロあての挑戦状に書かれた通りアルファベット順に起こる殺人事件の謎に挑むお話。連続だけどどれかひとつがコアになる事件なんじゃないか…とは薄々思っていたけど真犯人の動機そしてやり口がほんとに酷くてとなる^^;所々に挟み込まれた「ヘイスティングズ大尉の記述ではない」によってミスリードされたかと思うと引き戻されたりしながらラストまでぐいぐい読まされる感じがやっぱり凄いし気持ち良かった!2016/08/08
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