クリスティー文庫<br> 予告殺人

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クリスティー文庫
予告殺人

  • ISBN:9784151300387

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内容説明

その朝、新聞の広告欄を目にした町の人々は驚きの声を上げた。「殺人お知らせ申しあげます。10月29日金曜日、午後6時30分より……」いたずらかと思われたが、しかし、それは正真正銘の殺人予告だった。時計の針が予告時間を指したとき、銃声が! 大胆不敵な殺人事件にミス・マープルが挑む。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

508
マープルのシリーズにしてはトリッキーな一冊。メインの仕掛けの絡みもあって、前半は奥歯に物の挟まったような会話ややり取りが続き、ピンとこない人にとってはものすごく退屈な可能性がある。最初の殺人はすぐに起こるものの、次の死者が出るまでがその調子で、導入部の雰囲気の良さが減じられている。ただ、最後まで読むと、ちゃんと「読んでよかった」となる。乱歩などは高く評価しているらしいが、視点が変わればガラッと評価が変わるタイプの作品。解決編の前に出てくるマープルのメモ書きは、話を盛り上げるための無理くりだと思う。2018/01/29

113
新聞に殺人予告が載せられた事で始まる。二転三転するスリリングな展開に切ないラスト。時間はかかったけど楽しく読めた。2019/12/19

MICK KICHI

103
<マンスリー・クリステイー> 冒頭の有名な掴みの面白さと期待感、そして... これまで星五つクラスの作品を読み続けてくると、冗長さと薄っぺらさで肩透かしをつかされる感じ。クリステイーの醍醐味は人間心理の秀逸な描写にある事に改めて納得。単なる謎解きとしては面白い部類なのかなと思うが、読んでいて背筋が凍り、溜息がつかざるを得ないあの「アガサ感」がここには無い。この作品に関してはブラックさがもっとあってもいいのかな。せめて「ABC」ぐらい...。善良さが起こす悪意が中途半端なのかもしれない...。2019/03/21

yu

101
Kindleにて読了。ドラマ化ということで、ドラマ見た後に読了しました。なので、犯人バレバレで。まぁ、何となくこれは予想つく結末だったかな。ドラマは、大地真央さんの化けの皮がはがれた時の表情が凄まじかった。さすが大女優さん。2019/04/15

Tanaka9999

98
始まり部分をすーと流してしまって、途中から結構まともに読みだした。後から読み返してもこの本は、途中からにヒントが多かったような気が。しかし、マーブルの飄々とした感じは好み。通常以上に惑わされるけども。2019/04/24

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