内容説明
十津川警部の元部下が巻き込まれた“越後湯沢ロマン殺人”
“国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった”川端康成の名作『雪国』のヒロイン駒子になぞらえた<ミス駒子>に選ばれた美しい芸者菊乃の周辺に起きる不可解な事件。果ては10年ぶりに舞い戻った菊乃の実父が殺される。彼女の身元調査のため越後湯沢を訪れた十津川警部の元部下、私立探偵・橋本豊は事件に巻き込まれていく。彼女に魅かれながらも、思い揺れ動く橋本が遭遇する愛憎劇を描くロマンミステリーの傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hamham
7
本家『雪国』からリレー。橋本が島村並にダメな男で……。仕事をしている分島村より性質が悪いかもしれません。仕事しろ仕事。『雪国』をモチーフにしているのに情景の美しさも芸者の儚さと燃えるような熱さも何も伝わってこないです…。踏襲するなら最後の一文くらいは非現実なほど美しくあってほしかった。2015/05/04
いちろう
5
越後湯沢で川端康成の名作『雪国』のヒロインに名ぞらえて選ばれた“ミス駒子”こと芸者菊乃。私立探偵橋本豊が二の舞いでも、ニャンニャンはよい。昔のしっぽ って、警察と橋本とのやり取りが楽しい。2022/11/06
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
1
2003年12月 1日 初版2015/12/25
sumjin
1
「トンネルを抜けるとそこは雪国」。川端康成仕立てのシチュエーションは良いのだが、展開にメリハリがなく、途中で結果が見えて、また、その通りに終焉を迎え何の感動も残らないという、このシリーズの中では駄作の部類に入る。2012/06/11
Toropi
0
新潟県の豪雪地帯を舞台にした物語です。湯沢町、十日町市が主に描かれております。本作では十津川警部よりも芸者姉妹が強く描かれていると思われました。2023/05/28
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