兄おとうと

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兄おとうと

  • 著者名:井上ひさし【著】
  • 価格 ¥1,056(本体¥960)
  • 新潮社(2013/10発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103023289

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内容説明

「民本主義」を唱え、国民を基とした政治を希求する大正デモクラシーのリーダー吉野作造。その弟で、官僚として順調に出世していく信次。時代の変転とともに、信頼しあっていた兄弟の間にすきま風が……。みんなの願い「三度のごはん きちんとたべて 火の用心」を実現するための先人の苦闘を、歌と笑いに包んで描く評伝劇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けいこ

4
舞台を観劇したので、読みました。舞台だとドタバタ劇みたいにみえたけど、台本は台本で、いろいろ世の中の事を考えさせるところがありました。トークショーの日に観劇したのだけど、井上ひさしさんの舞台の再演は何回でもしたいと言っていました。他の演目も観劇してみたいので、楽しみです。2014/08/24

ろくしたん

3
久々の井上ひさし。吉野作造と、おとうとの信次。そして二人の嫁、玉乃、君代姉妹の話。ずっと積読だったが、なかなかよい。「父と暮らせば」と並ぶ似た名作だと思った。独特の表現、食べ物に帰る、、、(読むとわかります。)は、ちょっと某フランス文学っぽいかも。基本的に狭い家庭の話だが、やっぱり演劇。しかもミュージカル。日本のメル・ブルックスか。筒井康隆が読みたくなるのは、やはり言葉の天才だから。サリンジャーも読みたくなるけど。戯曲もいろいろ読んでみたい。2021/03/02

ben

3
難しい言葉で伝えようとすると、やっぱり理解するほうもやっぱ難しくなっちゃう。わかりやすい言葉は胸にすっと入る。「難しい」は答えじゃないなぁ。すごく簡単なことなのにずっと知らなかったことを学べました。2010/01/05

桃の種

2
吉野作造、大正デモクラシーについて詳しく知りたくなった。 あと、この舞台も観ることができたらなあ…2019/11/08

ろくしたん

1
井上ひさしの小説は好きだが、戯曲はあまり興味がない。読むためのものではないのかもしれない。2020/03/29

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