角川文庫<br> 密林

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角川文庫
密林

  • 著者名:鳥飼否宇
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • KADOKAWA(2013/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043731015

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内容説明

沖縄・やんばるの森は、人の手の入っていない自然がいまだ残る原生林だった。昆虫採集家・松崎と柳澤は、ギネス級に成長するオキナワマルバネクワガタの幼虫を求め、森へと踏み入る。台風の襲来により荒れ狂う森で、二人は軍から脱走した米兵と出会い、森に財宝が隠されている事を知る。傷ついた米兵から、難解な暗号で書かれた財宝の地図を残された二人は……!?米軍、ハンターと二人の三つ巴での、命を懸けたサバイバル宝探しゲームが始まる!!奄美大島で生物観察を続ける鳥飼否宇が描く、迫真の大自然アドベンチャー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Bugsy Malone

54
舞台は沖縄、昆虫採集家の二人が地元ハンターと米軍人の宝探しに巻き込まれる。沖縄の密林や台風の描写は真に迫っているし、設定やストーリー、地図に描かれた暗号なんかも面白いのだけれど、主人公の妄想癖や性格が今1つ好きになれなかった。期待が大き過ぎたかも。2016/08/06

備忘録

18
観察者シリーズ 前半長い間米軍基地内に昆虫を密猟しに来た男が主人公の話が続く なし崩し的に宝探しに巻き込まれ周りの人物たちが次々と亡くなっていき第2部の解決編に入る 解決はあっさりしていて終わり方もなんとなくモヤッとした気持ちが残る、なによりとにかく最後まで主人公に好感が持てない それでも、一気に最後まで読ませるので作品としては良く出来ていたのだと思う2025/02/02

リードシクティス

16
基地から脱走した米兵が沖縄の密林に隠したという大金を巡って、昆虫採集家、ハンター、米兵が命がけの争奪戦を繰り広げる―。初めて読む作家。最近はつまらないと思った本は途中で読むのをやめるようになったので、最後まで読み切ったということはそこそこ楽しめたということなのだろうが、ストーリーも登場人物もなんだか薄かったなという印象。でも、途中から「今一体何が起きているんだ!?」という展開になって、これはオカルト展開か夢・妄想オチかと危惧したけど、ミステリ的には割と筋の通った結末が用意されていたので、そこは良かった。2018/01/27

yamakujira

9
やんばるの森の米軍演習場に侵入して昆虫採集をしていた青年が、脱走兵らしき黒人に捕まり、さらに地元の猟師と出会う。黒人と猟師は以前に脱走兵が隠した米軍の資産を狙っているらしく、暗号の地図を残して黒人は猟師に殺されてしまう。逃げる青年、宝を狙う猟師、捜索する米軍、三者三様の思惑が交錯する中、ふらりと現れた鳶山が謎を解く。治外法権の演習場だけが開発を免れて原生自然が残るって現状は嘆かわしいね。猟師の狂気に翻弄される物語の展開は悪くないけれど、青年の妄想癖に水を差されてしまうなぁ。 (★★★☆☆)2019/05/13

てんぱい

9
興味が湧かない分野のマニアックな話の冒険ミステリ。唯一楽しめたのが暗号。必至に考えたがギブアップ。暗号の蘊蓄はふむふむ、なるほどと勉強になった。2016/08/08

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