内容説明
大阪の荒れた公立中学から7年間で13回もの陸上日本一を生んだカリスマ体育教師・原田隆史。驚異的な勝利の裏には、「緻密な目標設定」「マジメを教える態度教育」「できることの継続」からなる独自の「心づくり指導」がありました。原田式指導は、教育者だけでなく企業経営者にも熱烈に受け入れられ、大手外食チェーンなどでは、社員のやる気創造に劇的な成果を生んでいます。本書はその方法論を子どもたちへの指導や企業研修などのエピソードを織り交ぜながらまとめたもの。子育ての指針となるだけでなく、部下の人材育成、やる気創造に悩むマネジャーや経営者にも是非おすすめしたい一冊です。
目次
第1章 普通の子が一番になる
第2章 子どもたちの心を作る(目標設定で心を使う…Plan 心をきれいにする態度教育…Check やり切りで心は強くなる…Do 日誌指導で心を整理する…See 心を広げるチーム作り…Share)
第3章 大人たちの心を磨く(三分間作文で心の殻を破れ…大学生改造計画 仕事と思うな人生と思え…大手外食チェーンでの自立型リーダー育成 リーダーよ、理念と同志を持って闘え…大阪・教師塾の実践)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
竹城 俊之介
36
ドラマに出てくる熱血教師は実在する!カリスマ体育教師原田隆史さんの本は、熱いドラマと理想と人情にあふれてる。荒れた中学を変えた男の戦い。「目標設定→徹底的に書く→徹底的にやる」シンプルながら教育現場で何度も何度も改良を重ね洗練された技術。渡邊美樹さんの「夢に日付けを」との類似性を感じてたら、渡邊社長との出会いが登場。ドラマがスゴいな。評判は色々ある渡邊さんですが、目標達成の理論と信念は相通じる物があります。 礼儀、皿洗い、靴を揃える、、古く見えるやり方ですが、心の教育って大事だなと、おじさんも思いました。2020/11/23
たかぴ
16
再読。ココロを育てる→態度教育。夢を持たせる→主体性にさせる。目標設定→長期目標から中期目標、短期目標に落とし込む。イメージだけでなく文章を書くことにより鮮明化する。どこで躓いているのかを理解して対策をきちんとしないと、検討違いな指導になってしまうので、しっかりと観察しないといけない。2024/01/30
さっちも
14
不良の吹き溜まりのような中学へ赴任して陸上部を日本一に導き、陸上部を核として学校の校風まで変えてしまうという。ちょっと信じられないようなカリスマ教師の本。現状を変えるノウハウが詰まっている。特に目標設定の大事さを学んだ。素晴らしい本だった2023/05/05
デビっちん
9
「心>技・体」、こころがあれば何でもできる。書くことがイメージを強化し、こころを高める。書くことは思考そのもの。こころが乱れると、気づき力も弱まる。主体変客を促す前に、態度教育。ここまで本気で生徒に接している先生には出会ったことがない。とにかく熱い!著者のこころ作り指導は、思いがあって、行動があって、それをやり切るためのプログラム。やり切るからこそ、習慣に変わり、人格、運命まで変わる。タイミング・イズ・マネー。今やれることは、いますぐやらなければならない。自立するために今必要なことは?2015/08/09
ずんず
7
【子供の自立に】 たった一人の教師の行動が学校全体を変えることに驚きます。中学生の姉弟で弟のために自分は高校になったらバイトして弟に陸上をやらせてあげるなど、自立感が尋常ではないです。 教育の方法が数多く書かれているので、いくつかピックアップして試してみます。2021/06/21
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