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内容説明
お役所頼みで補助金頼りの福祉政策では障害者の幸せは実現できない! いまこそ「もうかる経営」を実践して、障害者が「自分で稼いで生きていける」仕組みを完成すべきだ! 宅急便の生みの親にして、数々の国の規制と戦った小倉昌男元ヤマト運輸会長が、みずからの私財を投入したヤマト福祉財団を率い、福祉の世界の革命に乗り出した。「福祉」の美名のもとに、いっこうに障害者の幸せにつながらない今の福祉政策を徹底的に論破し、自ら考案した焼きたてパン販売事業や製炭事業の伝道で障害者施設のビジネスに経営力をつけさせ、毎年多くのセミナーで福祉関係者に「経営」の真髄を伝授する。
目次
第1章 障害者の自立を目指そう!私の福祉革命(ヤマト福祉財団について 私が福祉の仕事に就いた理由 ほか)
第2章 福祉を変える経済学(「福祉的就労」という言葉のウソ 「福祉的経済」という経済は存在しない ほか)
第3章 福祉を変える経営学(経営とは「収入-経費=利益」を理解すること 「良いモノをつくれば売れる」は間違いです ほか)
第4章 先進共同作業所の経営に学ぼう(パン製造・販売(スワンベーカリー十条店)―立地の悪さをアイデアで克服
豆腐製造・販売など(はらから福祉会)―手作り豆腐で月給五万円 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
28
元ヤマト運輸社長、03年著。福祉、障害者と名前だけでハンディキャップになってしまうものをいかに売るか。どう捉え、どの様に攻略していくか。そんなマーケティング、マーチャンダイズが述べられている。経営書としては物足りない。しかし障害者がいかに社会から阻害されているか。ノーマライゼーションの意味を知ることができる。2020/12/21
aika
4
ヤマト財団の小倉会長が障がい者雇用に取り組まれていることを知り、手にとってみました。読んでみて驚いたのは、障がい者雇用を推進するスワンベーカリーの話だけでなく、経済や経営の視点から理論的に障がい者雇用の在るべき姿が説かれていたことです。具体的でありながら大局観的な目線で書かれていて、障がい者雇用について考えさせられました。2014/06/10
テキィ
4
とてもわかりやすい、優しい語り口。どうやったら従業員が食えるか。そのために実現すべき質の高いサービスは何か?視点はあくまでぶれず変わらず。2011/01/20
だいすけ
3
ハンセン病に限らず、福祉の現場はまだまだノーマライゼーションとは程遠い状況にある。経営とは理論の積み重ね、基本は考えることにある。経営者の意識改革、経営の改革を通じて、障害を持つ方が本当に自立する日が来るのだろう。2019/11/22
タルシル📖ヨムノスキー
3
障碍者就労に対する考え方が変わる本です。