新潮新書<br> 路面電車ルネッサンス

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新潮新書
路面電車ルネッサンス

  • 著者名:宇都宮浄人【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 新潮社(2012/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106100345

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内容説明

路面電車を、クルマの邪魔になる時代錯誤の乗り物と思ったら大間違い。21世紀の都市交通の主役として、今や世界中、路面電車の建設ラッシュである。増えすぎたクルマの排気ガスによる大気汚染や、渋滞問題、都市人口の郊外化による中心市街地の荒廃など、現在の都市が抱える問題を解決し、都市を再生する切り札として再び脚光を浴びているのだ。地球にも人にも優しい路面電車を、さまざまなデータを駆使して、経済学の視点から捉えなおす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

paseri

7
路面電車いいですよね。長崎に旅行に行った時に重宝しました。街並みとも相まって、景観としても風情があるし、すごく便利で良かったなぁと記憶しています。この本は、路面電車が持つ可能性について論じています。1900年台前半に多くの路面電車が敷設され、のちに廃れていくことになるのですが、また新設に向けて見直されつつあるようです。本書の発行が2012年なので、少し状況は変わっているのかもしれませんが、読み応えがあって面白かったです。興味のある方は是非。2020/05/12

ikatin

2
路面電車の走る街に住んでいる自分にとってはあらためて見直す機会になりました。しかし、長崎の電車の運行タイプががドイツ型とは面白い。2009/01/23

まめタンク

1
2013年114冊目。路面電車、その言葉自体「ちんちん電車」を連想させる。ちょっと古くさいイメージだ。しかし、現代の路面電車は低公害、快適な社会生活を営む上で必須のアイテムとなりつつある。本書では路面電車の歴史を振り返りつつ、新しい形の交通システムを考察する。2013/09/29

space shatoru

1
考えを改めた書籍です。路面電車、というかこの書籍を読むまでは「チンチン電車」を想像していましたが、古びた時代遅れの電車というイメージが主体でした。大阪に住んでいるため、阪堺電車などの横を通る機会もあり、その車両を見てはレトロだなと思うのと、地下鉄が走っているので、乗る必要性がない不便なものという認識がありました。しかし、この書籍の統計的分析もあり、それらは諸外国では私の認識と異なるとわかりました。ただ、日本で路面電車を活発化させるためには認識不足であり、社会的適応性があるかはまだ検討しなければならない。2013/06/17

おたきたお

0
車と公共交通とのトータルな経済性の比較や都市活性化の問題に触れており、啓蒙に適している。今現在、地方自治体は「次の一歩」に踏み込めていないが、可能性を信じて新しい動きにも触れられている。「仙台や京都の市電は廃止された根拠が薄い」との考察は、これまで漠然と感じていた違和感を払拭するものだった。2006/01/01

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