幻冬舎文庫<br> 夫の彼女

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幻冬舎文庫
夫の彼女

  • 著者名:藤堂志津子【著】
  • 価格 ¥596(本体¥542)
  • 幻冬舎(2014/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344404113

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内容説明

「おれを独身にもどしてくれないかなあ……」夫がつぶやくようにそう言ったのは、結婚後も勤めていた会社を辞めて、1年が経とうとした頃だった。矛盾と気まぐればかりの夫に翻弄される、妻・涼紀。見知らぬ「夫の彼女」に思いをめぐらせ、納得のいかない別居生活が始まったが……読み出したら止まらない、自分さがしのユーモア恋愛結婚小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこまんま

36
甘えたちゃんで自分勝手で、だけどとっても悩んで申し訳なく思ってる自分に酔ってるような、こんなめんどくさい男は嫌だわ(笑)ここまでないがしろにされてもやっぱり好きなんだよね?だったらいっそ、ATMと割り切ったらいいんじゃないでしょうか。それにしても姑息な男だわ・・・2017/07/16

きさらぎ

26
「俺を独身に戻してくれないかなあ」好きな人が他にいるとはっきり言えない典比呂らしい別れの切り出し方だ。夫に好きな人が出来ても惚れた弱みで何も言えず、嫌われたくないとまで思ってしまう。どう思われてもいいからやりたいようにやれたら楽になれるのだろう。結婚することですべてを解決しようとした典比呂にも別れ話から目をそらし続ける涼紀にもイライラする。でも別居してからの涼紀の頑張りは応援するし、典比呂の紳士的な行動には好感が持てる。もしも、お遊びの不倫ではなく本気の恋愛をしてしまったら、きっと言わずにいられない。2019/03/09

バトルランナ-

25
垣谷 美雨著の同名小説と間違えて取り寄せました。でも一日で読み終わったよ。そんなにバイっていないって。もう少しリアルに描けていたらもっと評価高かったのに。勿体ない!5点満点で4.3点。熟れていく夏(直木賞)の作家だったんだ。懐かしいな。2016/01/22

mint-s

14
うわぁーこんな人が夫だったら嫌だなぁ(>_<)それでも涼紀さんは夫を嫌いにはなれず、別居しても離婚しても付き合いは続いていくんだろうな。私は嫌だなぁ(>_<)2016/04/11

7412.

10
知り合いにこの人の本が面白いと勧められて初読みしました。夫の彼女が実は…。もうね、最初は私もえーってなるんですが最後にまたえっ⁈ってなり(笑)なんか優柔不断なのかなって(´-﹏-`;)なんかモヤモヤしてしまいました。

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