指先で紡ぐ愛 グチもケンカもトキメキも

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍
  • Reader

指先で紡ぐ愛 グチもケンカもトキメキも

  • 著者名:光成沢美【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062113595

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

夫の名は福島智、東大助教授。TIME誌「2003年アジアのヒーロー」日本の5人に松井秀喜、坂本龍一、オノ・ヨーコ、朝青龍とともに選ばれた。●私が出会ったときには、夫は全盲ろうだった。出会って10年経っても、夫は自分の妻の顔も声も知らない。●「福島さんに障害がなかったら、結婚してた?」この質問は、友達からの質問ベスト5に入る。ちなみに1位は、「福島さんのどこが好きで結婚したの?」である。

目次

第1章 出会い
第2章 結婚
第3章 宇宙人とのドキドキ生活
第4章 「奥さん」か、通訳者か
第5章 障害者の妻ってなんだろう
第6章 支え、支えられて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うめぼし

14
全盲ろうの福島智さん、東京大学教授(まったく目も見えない、まったく耳も聞こえない)の方の奥さんが書いた本。 本音で色んなことが書かれていて、綺麗ごとがない。読んでいて気持ちよかった。小さいことで悩んでいることがバカらしくなる。 2016/08/23

ゆうゆう

3
ミスターポジティブの奥様となった?いや、パートナーの方が書いた、これまたポジティブな本。顔も声もわからない女性と3回目で結婚とは、やはり目で見て、声で聞いてもわかりきらない、心を感じてたから、内面をわかりきる「目」をもってたから結婚したのかな~なんて思ったりして。見た目なんて男女とも年月経つうちに、詐欺的な(お互いに…)事にもならないとも…だし、大変なことは山ほどあっても、この人だからという楽しい事も負けないくらい沢山あるだろう。ステキな話を読むと勇気をもらえる。2016/08/24

okatake

2
日本初の盲ろう大学生、そして現在は東大教授の福嶋智氏の妻の著作。結婚秘話から結婚後の生活。そして、障害者の妻としての葛藤を綴っている。5感のうち特にコミュニケーションにおいて重要度がある視覚・聴覚に障がいを持つ夫と生活することの大変さは想像するしかない。しかし、著者と福島氏は何かの縁で結びつけられている。この夫にはあなたしかいなかったのかもしれない。福島氏の思考性など最も身近な健常者(偏見的な言葉遣いを許してください)ならではの語りがあります。彼女の人間性の豊かさが全編にわたって響いてきます。2015/07/23

日向の犬

2
冒頭部分に共依存で苦しんでいた光成さんを知って驚いた。全盲ろうの人の奥さん=雲の上の存在で手の届かないような人格者だと無意識に思っていた節が私にもある。そういう思いが彼女を苦しませていることを知ってハッとした。でも、この本を読んでみて、指点字で会話をする以外、どこにでもいる普通の夫婦なんだなとわかった。肩書きやその人の表面しか知らないで判断するのは本当に馬鹿げてると痛感した。2012/12/07

尾原道場

2
営利目的で無いなら音訳OKだそう。やりたい!2011/07/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/23144
  • ご注意事項