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内容説明
突然の肝臓癌の発症、手術、再発、手術不適応、抗癌剤治療、そして副作用……。希望を失いかけたとき、弟から一通の手紙が届いた……。最先端医療に立ち向かった患者と家族の記録。
目次
第1章 肝臓癌の告知(最初の病名 ネフローゼと肝炎 ほか)
第2章 再発、そして再入院(悶々とする日々 再発 ほか)
第3章 生体肝移植(京都へ 京大病院へ入院 ほか)
第4章 移植を終えて(強烈な痛みの渦との闘い 五山の送り火 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
raimu
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インフォームド・コンセントやセカンド・オピニオンに基づき、しっかり自分で治療の方針を決め病と戦うエネルギーに圧倒された。著者は看護師で夫は外科医という専門的な知識を元々もっていた人たちだからこそ出来たことなのか。何も知識がない人が突然同じような状況になったとき、どう立ち向かっていけばいいのだろう。患者と医師の関わり方、告知のあり方、体にメスを入れることの負担、痛みや副作用との戦い、家族との関わり合い、様々なことを考えさせられた。2013/05/31
epicurean
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目の前の試練が大きくて辛いほど、「自分はこれほどの問題を解くに値する素晴らしい人間なのだ」という誇りを持って挑戦する。前向き。2012/11/21