内容説明
やり手弁護士・小早川に、交通事故で夫を亡くした女性から、保険金示談の依頼が来る。事故現場を見た小早川は、加害者の言い分と違う証拠を発見した。第18回横溝正史賞大賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アーモンド
28
山田宗樹さん、デビュー作でした。ところどころ感覚的に古い感じがしたのと、ちょっと唐突に感じる場面が時々あったけれど、スラスラ一気に読み終えられるテンポはさすが! 保険金殺人をテーマにしたミステリーは、よく目にするが、遺失利益を狙ったものは、初めて読んだかもしれない。女の強さと怖さも味わえました。2019/10/04
坂城 弥生
26
弁護士が主人公で、持ち込まれた依頼の意外性が良かった。またエイズに関していまだに差別ってあるのかな?2019/01/31
James Hayashi
23
横溝正史賞受賞作。AIDSや携帯がまだ完全には普及していない頃のため古さを感じる。著者のデビュー作。シンプルさがいい。ミステリーとラブストーリーの中間ぐらいのカテゴリ。逸失利益は最近読んだ「犯罪に向かない男」大村友貴美著でも特質している。楽しめた。2020/07/01
しーふぉ
18
悪徳弁護士が主人公で2つの交通事故を巡る話し。だいたい想像通りの展開ですが、飽きさせない所が流石です。2019/08/04
恵杜
8
なるほど、デビュー作か。弁護士の話なので仕方がないけど、交通事故を起した時の指南書の様だった(^_^;)随分後半になるまでミステリーだと思わなかったよ…。もちろん面白かったけどね。デビュー作読めて良かった(^ ^)2019/09/14