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内容説明
デフレ経済、リストラ、ボーダレス社会……現代人の言い知れぬ不安は、温泉でこそ癒される。そのキーワードは「純和風」と「本物志向」。日本人が大切に培ってきた温泉文化の恵みをありのままに享受するには、あらかじめ正確な情報収集を怠らず、旅先では五感を非日常モードへと切り替える心構えが必要なのだ。若い女性に芽生えた静かな混浴ブームの真相から、自分だけの「温泉別荘」の見つけ方まで、本物の温泉選び・宿選びを通じてやすらぎの「ふるさと」を体感する、温泉教授の賢い休暇術。[内容紹介]「温泉」と「日本語」の共通項――アイデンティティーの確認 九州の共同浴場と東北の湯治場に見る温泉の原点 道後温泉と別府温泉は地下でつながっている? バスタブとトイレが同居することを許せるか 本物を見極めるための温泉基礎知識 外湯で温泉地のよさがわかる 湯治場がこれからの人気スポット 雑誌情報は疑ってかかれ!
目次
序章 デフレ時代の温泉人気<br/>第1章 現代日本の温泉事情(「純和風」への逃避と自信 「ふるさと」づくりがもたらした成功 ほか)<br/>第2章 日本人にとって温泉とは何か(温泉の起源と「禊」の精神文化 仏教の流入と温泉の発見 ほか)<br/>第3章 本物の温泉の見分け方・入り方(本物を見極めるための温泉基礎知識 「裸のつき合い」を円滑にする実践マナー講座 ほか)<br/>第4章 温泉教授の目的別旅行プラン(できる男の温泉休暇術 女性のための旅行指南 ほか)<br/>第5章 平成温泉番付
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田氏
13
論拠明示なし、参考文献記載なしで、根拠とソースは俺の直感と言わんばかりの推論と精神論が延々と続く、ダメな新書のイメージがそのまんま体現されたような本。リスペクトできるのは第二章の文化論くらいで、あとは著者と価値観が共通してないと読むのがしんどい。温泉好きのエッセイと思えば読めないこともないけど、混浴のくだりとか「女性のための旅行指南」とか、居酒屋で若い女性にネチネチ語るおやじの姿が目に浮かんでしまって、なんかいろいろとアレだ。欲しかった古本の抱き合わせで入手したものだけど、元の持ち主が雑に手放すのも納得。2019/08/27
おせきはん
7
せっかく温泉に浸かるのであれば、循環湯よりも源泉かけ流しの方がよいことに異論はありませんが、温泉地では、温泉だけでなく、その地域の雰囲気や食事など全体を楽しむことも大事だと思いました。平成温泉番付は次回以降の旅行の参考にします。2018/03/28
茶幸才斎
6
洞爺湖温泉で産湯をつかい、混浴の共同浴場が揺りかご代わりと云う筆者が、温泉好きが増えるほどのストレス社会はおかしい、でも黒川温泉の成功は素晴らしい、歴史をひも解けば我が国の温泉・湯治文化とは斯く斯くの次第、して良い温泉とは、効能だ、源泉だ、循環式はけしからん、外湯だ、とまくし立て、結果的に大変肩の凝る温泉指南の本。細かいことは気にせずふらっと訪ね、その造りや雰囲気、湯加減や泉質は自らの五感で確かめ味わい、当たり外れに一喜一憂するのも一興、そのくらいの余裕が欲しい。理屈をこねて通ぶるのがおとなではあるまい。2014/01/11
yk
3
温泉(お風呂)精神論みたいな感じかなw 温泉好きの僕としてはうむうむと読んでいました。いいな~著者くらいたくさん温泉入りたい。自分の肌、感覚でいい温泉を見つけたほうがいいと。でもそこまで数入れる人はなかなかいないですよ。これが書かれてから10年以上たっていて状況はまた変わっているかな。自然湧出の源泉かけ流し・・・そりゃあいいですよね・・・。あー温泉入りたい!2016/09/18
ひとみ
2
温泉の歴史、社会風俗、文化、自然を科学的に書かれている。 ただ、湯に浸かればいい、それでもいいけど非日常的な解放、安らぎと発見がある旅のヒントになる一冊。 この本を参考に来週の大分温泉旅行の予習をお正月にしたいと思います♪ それもまた旅の醍醐味だと思います。2014/12/30
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