内容説明
身の丈六尺近い、雪のように肌の白い〈奴の小万〉は、愛しい男を守るためなら、角材を手にしてでも大立ち回りに走る。大阪屈指の豪商の娘でありながら、「せっかくこの世に生まれたからには、くわっと熱くなる思いがしてみたい」と、型破りの生き方を貫く。歌舞伎にも登場する痛快な女侠客の実像を初めて描く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
42
格好良かったです。200年前にこんな女性がいたとは信じられません。体も大きく、愛する人を守ろうとする姿はロックとしか言えませんね。2021/10/26
onasu
23
江戸も中期の大坂に、こんな女傑がいたとは、いいネタが拾えました。その女人とは、炭と薬種を扱う大坂でも大所の商家木津屋の娘お雪。身の丈6尺近くという大女で、喧嘩沙汰の逸話も喧しく「奴の小万」として歌舞伎の題材にも。 女には窮屈な時代にあって、家族には迷惑な話しだが、常識に捕らわれず奔放に振る舞うも、男子が短命な家系で一時は女主ともなるが、独り身での出産(死産)を機に後釜を据えるや隠居の身に。 木村蒹葭堂夫妻とも親交が深かったというのも拾いもので、食い足りないところもあったが、読みたい箇所が増えました。2019/08/28
ともゆき
10
もっと痛快な話かと思ったけど…。でも、これはこれでよい、かな。2015/03/03
タツ フカガワ
6
享保期、大坂の大店の娘に生まれたお雪は、美人ながら長じて五尺七寸にもなった大女。幼いころから世間の常識にことごとく反発。男たちと喧嘩沙汰まで起こし、やがて「奴の小万」として芝居にも取り上げられた女傑を、ときにユーモラスに、ときに激しく、そして切なく描かれるお雪がなんとも魅力的で、一気読みでした。2017/04/23
新地学@児童書病発動中
6
まっとうな世間様と戦いづつけたまっとうでない女性の物語。文章もプロットも絶品。2010/05/06
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