内容説明
人気アナウンサーが生中継でビルから転落。瞬間をテレビが捉えていたために事故はメディアの好奇心をも巻き込んで大騒動となった。渦中の本人は大怪我で身動きができず、トイレの始末を他人に頼る入院生活を余儀なくされていた。からだが真っ二つに割れるような苦痛のギプス治療、代理をつとめるアナウンサーを見つめる複雑な思い──ひとりの若い女性が家族や友人の愛情を繊細に受け止めながら、奇跡的な回復からテレビに復帰するまでを、克明につづる。
目次
五階建てのビルから転落
下半身不随か
喉を通る水に強烈な生を感じる
自殺未遂の妊婦が隣のベッドに運ばれる
救命救急センター
彼と電話で話す
腰椎の骨折
吐き気がするほどの痛み
新人先生の採血
気丈な母が泣いた〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fengui
2
あの事件の日のリポート、見ていました。その後を全然報道してくれないので心配していたのです。 色々あったようですが(乱暴なまとめでごめんなさい)お元気でいられるようで本当にほっとしました。
ペパーミント
2
「私が弁護士になるまで」を読んで、菊間さんの他の本が読みたくなり、この本を手にしました。事故にあって、奇跡的に復活。客観的に自分を見つめ直し、復活された姿に感銘を受けました。2012/08/08
KAHYA
1
元フジテレビの菊間アナウンサーが転落事故のあと書いた本とのことで読んでみた。事故を中心にアナウンサー菊間が思ったことを素直に書いている。好感がもてる。今、弁護士としてテレビで見かけるが、彼女がアナウンサーから弁護士に転身した話も読んでみたい。2019/06/10
lop
1
本屋で「私が弁護士になるまで」という本が平積みにされてて、えっ、この人いつの間にかTVで見なくなったと思ったら弁護士になってたんだ!と思い興味をもちました。で私が弁護士になるまでを読む前にこの本を読んでみようと思って読みました。ビルから転落して復帰するまでの話でした。世間で話題になったはずなんですが、全然知りませんでした。。。こんな壮絶な体験をしていたんですね。でも後遺症がなくて本当によかった。結局事故を起こした社長はどうなったんだろう。2015/01/24
*花子*
1
★★★★☆/生放送中の転落事故で重傷をおった菊間千乃アナ。単なる闘病日記かと思いきや、彼女の内面がとても正直に書かれていました。焦りや不安ばかりの毎日の中で、ときには醜い感情を抱くこともあり、そんな自分に自己嫌悪したり。そんなことを正直に語って下さっているのでとても共感できます。そこから彼女が学んだことをこの本を通して私も学べたような気がします。いまはフジテレビも辞められているそうですが、彼女ならきっと今日も踏ん張って頑張っているんだろうな~と思います。2009/09/10
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