内容説明
《母さん、帰らぬ、さびしいな。金魚を一匹突き殺す……》。昭和十二年冬、運河の街・柳河を舞台に、北原白秋の童謡そのままに起こる連続殺人。夭逝した天才詩人、中島白雨の呪いが時を越えて蘇ったのか!? 名探偵・呪師霊太郎登場!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チャン マイ
9
探偵・呪師霊太郎2作目。舞台を前作の小樽から九州の柳河へ。白霧と名乗る者からの脅迫状が北原白秋と家督相続問題が発生中の綺羅家に届き、童謡「金魚」の通りに殺人が発生する。家督相続問題と北原白秋の友で19歳で自決した中島白雨が複雑に絡まる探偵小説。霊太郎が本格的に登場するまでの探偵役・夕子が少々焦ったく感じたが、昭和初期の設定なので、当時にしてはむしろ行動的でチャレンジングな精神の持ち主なのだろう。金田一耕助感満載の呪師霊太郎シリーズがこれで終わりなのは残念。2016/06/20
ホレイシア
8
何とも不思議な作家である。こんなものも書くんだなー。2008/11/28
goldius
4
昭和12年、北原白秋の金魚の童謡見立て連続殺人事件発生!明治37年の中島白雨殺人事件も絡む!!2008/11/11
sa-ki
3
白秋の童謡の見立て殺人は他にもあるけど、白秋本人も(ちらっとだけど)登場する作品は珍しい。呪師霊太郎シリーズはこれでおしまい?2009/02/07
菊谷
2
面白いけど怖っ。美しい昔の柳川を舞台になんてものを書くんだ。ところで、「母さん帰らぬ寂しいな、金魚を一匹突き殺す」が水谷豊の声で聞こえてくる人いませんか?真面目な話、なんていうドラマだったか思い出したい。2009/11/06
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