月は幽咽のデバイス The sound Walks When the MoonTalks

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月は幽咽のデバイス The sound Walks When the MoonTalks

  • 著者名:森博嗣【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 講談社(2011/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062736985

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内容説明

美しい館にひそむオオカミ男の犯罪か!? 薔薇屋敷あるいは月夜邸と呼ばれるその屋敷には、オオカミ男が出るという奇妙な噂があった。瀬在丸紅子たちが出席したパーティの最中、衣服も引き裂かれた凄惨な死体が、オーディオ・ルームで発見された。現場は内側から施錠された密室で、床一面に血が飛散していた。紅子が看破した事件の意外な真相とは!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

299
物語のガジェットとして月夜のヴァンパイアやオオカミ男が現れる屋敷といったオカルティックな噂がかけられているものの、物語のテイストは全くそのような雰囲気とは無縁でいつもの雰囲気。決しておどろおどろしいものではない。読中は正直何のためのガジェットなのか解らなかったが、真相を読むとこれこそが森氏なりのミスリードであることが解る。また作者の現実的な視座は相変わらずで色々と解かれない謎が残ったのが気になった。しかし最も頂けないのは飲酒運転のシーンだ。現代では大罪であろう。この部分は修正を加えるべきだと考える。2016/11/04

ehirano1

218
ミステリーはほとんどオマケみたいなもので、メインは人間模様だと思います(群像劇かと思いましたが、やはり主役は紅子であることは揺るがないので群像劇ではないと思います)。新しく始まった紅子vs.七夏が一触即発で臨場感がありました(内心、勘弁してくれぇ~でしたが・・・)。おそらく、七夏にしか紅子の一面を引き出せない役割があっての登場だとは思うのですが、それは続編のお楽しみってことなんでしょうか。つーか、保呂草よ、オメーはラストで何意味深なことぬかしとんのじゃコラ。2022/11/01

勇波

194
『紅子さんと愉快な仲間達』第3弾。。相変わらず紅子vs七夏のバトルは背筋の凍る面白さ。そして林刑事の渾名は…。今回の保呂草のお仕事は?と本筋とは関係の無い楽しみが満載のシリーズです。練無のアクションも良かったし、しこさんの泥酔ネタも好きだな。。まだまだこのシリーズで楽しめそう★2016/10/30

KAZOO

168
森さんのVシリーズ第3作目です。前のシリーズに比べるとやはりすっきり巻があまり感じられない気がします。登場人物のキャラクターなどで補っている気はします。謎などの解明が今ちょっとという気がします。屋敷の見取り図や部屋の配置などの図があると分かりやすいのですが。前のシリーズはあった気がしますが。2016/05/31

さばかん

150
こんなん分かるわけないですやん……。    17年前の作品に先入観固定観念を利用されしてやられた。        人間の脳はこれくらいじゃあ変わらないらしい。      なんだか不完全燃焼な終わりですが、なんだかんだ面白い。    2000年くらいならそろそろ携帯電話が出てきそうなものですが、このシリーズの間に登場人物たちが携帯電話を持つようになるのか、気になるところですね。2017/10/26

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