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内容説明
イラクを通して見えてきた世界史の巨大な暗渠――英米とアラブの確執、日本はどのようにかかわっていくべきか? 中東問題を深奥からとらえてきた著者の現地取材。
目次
大使館訪問
バクダッドへの道
表敬訪問
二つの民族主義
シーア派の聖地
庶民生活
プロパガンダと部族政治
バクダッドの秋葉原
アメリカの変節
劣化ウラン弾の町
ホテル・アンチブッシュ
イラク人と日本人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
64
「相互監視」「秘密警察」「軍国主義」がある戦前の日本のような雰囲気を醸し出すというイラク。「反米」に対する考え方などは知らなかったので、私にとって学びのある一冊であった。2019/03/21
無識者
9
戦争直前のイラクの様子がうかがえる。高校ではいかにも中東情勢はスンニvsシーアというふうに教えられていたがそれはちょっと違うようだ。シーア派もスンニ派もそれ以外の宗教の人もいっしょに住んでいて生活の上では特に対立しない。政治的に持ち出した対立だろう。見習うべきと思ったのは、イラクにはアメリカによってプロパガンダ用のニュースが流れていたりするので、イラクに住む人ははなっから、マスメディアのニュースを信頼してないそうだ。これはマスメディアに対する基本的姿勢だと思う2015/06/12
おらひらお
5
2003年初版。イラク戦争直前のイラク訪問記です。戦争前というのに市民の生活にあまり変化がないことが特記されています。でも、その後の戦争で多くの市民がなくなったのも周知の事実です・・・。うまく植民地化され統治されている国とそうでない国、どちらが幸せなんでしょうかね。2012/11/11
かわのふゆき
3
仕事上の必要部分のみ、斜め読み。開戦直前の時期の訪問だったのだが、旅行記のような緊迫感の薄さが逆に面白い。2009/12/13
雲をみるひと
2
2013年のイラク戦争直前に書かれたイラクの現地取材記。戦前のイラクの状況がよくわかる貴重な内容。15年経過し結果が出ていることもあり、文中の作者の反米的な論調も一定の納得感がある。2018/07/10
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