角川文庫<br> どこにもない短篇集

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角川文庫
どこにもない短篇集

  • 著者名:原田宗典
  • 価格 ¥484(本体¥440)
  • KADOKAWA(2013/09発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041762141

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内容説明

いつもと同じはずなのに、何かがしっくりこない。テーブルの角が見つめている。部屋に穴があいている。何かがおかしい。この前買ってきたアンティークの鏡台が? 祖父が? 彼女が? それとも僕自身が――? 日常にひそむ些細なずれが、人を恐怖に、あるいは不可思議な世界へと招き入れる。原田宗典が想像力の限界に挑み、現実と虚無の間にひそむ異空間を描いた奇妙な短篇集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レアル

57
この人の短編は3つ目だけど、こういったゾクッとした「不思議な話」をテーマとした作品が多いのね。読みやすく面白いけど、じっくり楽しむにはもう少しパンチがあっても~♪なんて思えてしまう。とはいえ、出張の際の飛行機で読む軽い物語としては重宝した。2017/05/31

★YUKA★

39
『世にも奇妙な物語』で、ドラマ化出来そうな話ばっかりだった(´∇`)かなり好みの一冊★あとがき、「気にし過ぎの人」も、かなり面白い!2014/11/09

@nk

29
恐らく当時の私は「あるべき場所」を読み終えて本書を手に取ったのだろう。かれこれ20年ほど前のことだが…。ともかくはやり星新一と比較してしまう。あとがきでの本人曰く、実験的な場として捉えていた、とのこと。うーむ。各篇のオチの付け方は、率直に星作品には及ばないと思う。だがしかし、原田作品の特徴なのか(「あるべき場所」でもそうだったが、)身体部位がモチーフとして多用され、その描写がやけに脳裏に焼き付く。そういった意味で印象的な書き手だと思うし、嫌いではない。読みかけの短篇集を常備する私だか、つい勢い余って読了。2020/10/25

はと麦茶

10
物足りないなー。世界観はいいとして、原因もオチも無いのがちょっと。ショートショートってやっぱり星新一と比べてしまう。2017/09/09

読み人知らず

10
ホラーが多い。よくあるホラーじゃなくて、怖い。存在が消えるとか、感覚がなくなるとか、「もし自分の身にふりかかったら嫌だな」ということが繰り広げられるホラー。いやだねえ。2013/03/11

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