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内容説明
桑田真澄投手の再生を導いた常識を覆す身体術。
古武術と現代武道はどう違うのか。
「捻らない、うねらない、ためない」身体の使い方とは?だれもが身につけたほうがいい、上手な「転び方」。
発想を育てる。
「ためない,ひねらない,うねらない」という古武術の身体操法が,桑田真澄投手を復活させ,桐朋高校バスケットボール部をインターハイに導いた! 身体の可能性を追究する武術家が,桑田投手とのやりとりから,一般の人にも役立つ疲れない走り方・緊急時の身体の使い方,定型にとらわれない発想まで,幅広く語る.
目次
第1章 今に生きる古武術(桑田投手新生の軌跡;バスケットボールと古武術)
第2章 古武術とは何か(古武術と現代武道;武術との出会い ほか)
第3章 技の術理(技が効くのはなぜか;古武術にとっての「力」とは何か)
第4章 発想を育てる(発想の転換点;クリエイティブな教育へ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyoshi Hirotaka
16
単純な動きで基礎体力が測定されるが、単純な動きであっても、動きの質は見えにくい。数値化してしまうと大切な部分が削ぎ落とされる。体の使い方と身体感覚が武術の立場では重要。現代武道で正しいとされる体の使い方は昔の戦闘術がスポーツ化した過程で変容したもの。武道で基本が大事というのは、反復練習にあるのではなく、基本とは何かということを探求することにある。人間には自学自習の能力があり、繰り返しているだけに見えても毎回新しいことを学ぶことができる。体育の本質は、鍛えることではなく、身体感覚を磨き、体で学ぶことだ。2014/02/10
C-biscuit
11
再読。本棚の整理。この本は甲野善紀氏の本であり、当たり前であるが、結構写真も若い。この本では、年齢や体格にはよらない古武術による動きが紹介されており、当時の桑田真澄の活躍も詳細に書かれている。合氣道もそうであるが、プロスポーツに大きく影響を与えることができるのも、日本の伝統的な身体の使い方だとも思われる。確かに体をひねるということは内臓にも負担がかかる。なんば走りのように身体を捻らない動きというのがいいのだとも思う。いずれこういう身体の使い方も海外で研究され逆輸入されるのだとも思うw。大事にしておきたい。2022/02/10
ume 改め saryo
8
むむむむむむむ難しい(笑)(^^; 学術的には確立されていないのですね。 TVなどで 動画で見ると スゴイ!! の一言ですが 実践するには道場に行かないといけないのかな? でも体得したい(^^)2013/10/16
カラヤ3
2
具体的な動きが、この本を読んだだけではわかりにくかった。ずっと著作を読んできている人むけだなと思う。2017/07/11
TOMTOM
2
【図書館本】イメージ違い。もっと具体的な内容かと思いきや、入門編のまた入門編、みたいな。2015/05/06