大胆不敵な女・子ども : 『小公女』『秘密の花園』への道

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大胆不敵な女・子ども : 『小公女』『秘密の花園』への道

  • 著者名:廉岡糸子【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 燃焼社(2013/11発売)
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  • ISBN:9784889780321

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内容説明

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本書でとりあげる主な作品は、煽情小説の『上流階級のレディ』(A Lady of Quality, 1896)、ロマンス小説の『ローリーの娘』(That Lass oLowries, 1877)、『ある女の意志』(A Womans Will, 1887)、『シャトル』(The Shuttle, 1907)、児童文学の『小公子』、『小公女』とその原作の「セーラ・クルー」、及び『秘密の花園』などである。これらの作品の中で『上流階級のレディ』のヒロイン、クロリンダ・ウィルダスは大胆不敵な女性の姿を最もあからさまに示している。そこでまずはクロリンダについて述べ、当時の社会の規範や女性観を探ることから始めたい。

目次

1章 煽情小説-「家庭の天使」への挑戦(煽情小説とドメスティック・メロドラマ
『上流階級のレディ』-現実と夢)
2章 ロマンス小説-ひねりをきかせたヒロインたち(バーネットが好んだ「シンデレラ方式」とヒロインの原型
『ローリーの娘』-勇敢なジョーン
『ひとつの統治を抜けて』-殉教者バーサ ほか)
3章 チャイルド・ロマンス-家庭物語に吹き込む新風(家庭物語・少女小説からロマンスへ
『小公子』-無邪気で気高いセドリック
『小公女』-怒りを湛えるセーラ ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロサ🌹ロサ

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県立熊谷図書館。小公女、秘密の花園など児童・少女文学の不朽の名作のヒロインたちの解析本。書かれた時代の不自由な束縛の中を生きる同世代の女性と異なる、ヒロインたちの掟破りの破天荒ライフを掘り下げる。痛快。2019/08/22

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