内容説明
ごみ収集現場における笑いと涙、驚きと怒りと感動の日常をとらえた実録読み物。心で感じるエコロジーの本。ごみ収集の最前線で働く者たちの日常とは、いったいどのようなものか? 清掃事務所へ寄せられる膨大な苦情と礼状の数々。ごみ収集現場にヤクザが現れた。詐欺師が、刑事が現れた。それから死体も! 家族を背負った同僚の死の悲話、阪神大震災時の応援部隊の感動話などなど、これまで語られることのなかったごみ収集現場の壮絶おもしろ話。定年退職後、1年か2年でコロッと死ぬというごみ収集現場の「いちころにころ」は本当か?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
茶幸才斎
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都内の清掃事務所の元職員さんが、ごみの収集運搬業務の仕事内容や、日々寄せられる苦情やトラブルとその対応、また阪神淡路大震災時の応援出動のエピソード等について、おそらくは守秘義務違反すれすれのところで赤裸々に語っている本。竹串が手に刺さるとか、パッカー車の荷台が燃え出すとか、確かに聞く話である。ごみは袋に入れて外に出せば後は勝手に消えてなくなるのでなく、自治体において、筆者らのような専門の職員の手で一連の業務として適正処分されていること、つまりごみ処理には、それ相当のお金がかかるのだということがよく分かる。2012/09/16
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