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内容説明
教育改革をめぐる議論はとても分かりにくい。というのは、これまで教育問題は、伝統的な「つめ込み」教育と、「子ども中心の自由放任」との対立に二分されてきたが、それが解消されないまま、国民形成を重視する「教え込み主義」かグローバリズムを背景にした「教育の自由化」かが、より大きな争点として浮上してきたからである。混迷を深める改革論議を生徒・教師・親という教育の現場から整理し、いま実現可能な改革を考える。
目次
第1章 文部科学省の転向
第2章 教育改革論の原点
第3章 「ゆとり教育」の限界
第4章 教育改革の中心と周縁
第5章 教育の自由化とは何か
第6章 平均的な教師の生活と意見
第7章 二一世紀の学校はどうなるか