内容説明
絵を描くたのしみ、道具の選び方、スケッチ旅行の方法、うまくなるテクニック。自由に絵を描くことができたらどんなにいいだろう。でもデッサンを勉強したこともなく遠近法のこともよく知らない。「大丈夫、もっとたのしい近道があるよ」と著者が教えてくれる。あなただけの、表現する力が芽吹き始める――。※本作品は、1997年小社より刊行された『絵を描きたいあなたへ』を加筆再編集したものです。
目次
序章 絵を描きたくてたまらない気持ち
第1章 絵を描くこと、私の場合
第2章 では絵を描きましょう!
第3章 線で描くとうまくなるわけ
第4章 海外旅行でスケッチをする
終章 絵がうまくなる三つの法則
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
82
最近、水彩スケッチにハマっているので読んだ。1997年刊行の少し古い本。でも絵に流行なんてないから問題なし。著者はデッサン力はむしろ害があるという。ま、ないよりあったほうがいいけど。ものをよく見て線が大切と書かれていた。とにかくなんでも描いてごらんということだ。生まれつきスラスラと描けたピカソみたいな人はごく一部。地道に練習することにします。図書館本2020/03/22
navyblue
16
久しぶりに再読。永沢まことさんのスケッチが大好きだった。こんなふうにささっとスケッチができたらどんなに楽しいだろうとよく思っていたなぁ。結局練習するしかないんだけれども.この本は「絵を描いてみたい」と思う人すべてに参考になるだろう。私も光と影で描く西洋式のデッサンが苦手だから、「線」で「実物」をよく見て描くという著者の主張がしっくりくる。古い本なので、紹介されている道具類が多少今とはちがうかも知れないが、まずは自分の使いやすい画材をそろえてみると良いだろう。2017/07/04
デビっちん
12
絵の描き始めは、「実物」のモデルを見て描くこととペンを使い「線」で描くことを一定期間行うことを著者は勧めている。そのためには観察することが何よりも大切である。対象をよく観察し、どこから描くかの線のスタート位置を決めると描くのが楽になる。描くためのテクニックも大切であるが、絵を描きたいという欲求が何よりも大切である。本の前半には、プロの絵描きである著者がどうやって絵の楽しさを再発見したかが記載されていた。線を重ねることで見えてくるものは?2016/03/03
草々
4
著者の絵を見ていると、異国の地に身を置いて、早く自分のスケッチをしてみたいという欲望が強くなってくる。魅力的な絵を書くため、光と影、遠近法など身につけるべき技術を早く身につけていきたいという思いになる。・何を書くときでも「実物」を「線」でカタチどって描くこと・色を塗るときは理性を捨て、心をひらくこと。満足のいく絵を早く書いてみたい!!2016/02/06
Monty
3
サラリと読むつもりが読み込んでしまいました。差し込まれている絵は味があります。2014/09/13