ちくま新書<br> 保守思想のための39章

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ちくま新書
保守思想のための39章

  • 著者名:西部邁【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 筑摩書房(2014/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480059666

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内容説明

バブル崩壊と冷戦の終焉から十年すぎた。しかし今なお、経済の立て直しから有事への対処などに至るまで、依然として議論だけが続いている。しかも、その空疎な対立と不毛な論争の蔭で、学級崩壊、官民を問わない不正行為の続出、各種犯罪の増加など、日常の社会そのものは緩慢な自死の過程をたどりつつある。そして、資本主義の挫折と帝国主義の再来、それが世界の大状況となっている。この危機に、私たちはどう臨めばよいのだろうか。単なる郷愁やかたくなな復古ではなく、美徳と良識にもとづいて公共空間を再建するため保守思想の真髄をさぐる。

目次

地球の危機―帝国主義が蔓延する
情報の空虚―ITが空回りする
「戦後」の完成―アプレゲールの末路
感情の優位―合理の前提はどこにあるのか
葛藤の遍在―感性は錯綜している
平衡の必要―健全な精神は精神の曲芸を要求する
幻覚の不可避―精神のはたらきはすべて仮想である
持続の意義―リアリティの根拠を求めて
成熟の希求―常識という「死者の書」
愛着の必然―手段へのこだわりが生をゆたかにする〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NICK

12
革新派が自明と思っていることに対して、その自明さを伝統立場から歴史化、文脈化し、批判するという立場はまあ確かに納得のいくものであるが、しかし概念の文脈化による吟味、批判というのは例えば左派フェミニストの上野千鶴子などとその手法において共通してはいないか。学問とはそもそもそういうものなのかもしれないが…… 基本的には現代の風潮への保守思想家を援用した理知的な批判がなされているのだが、家族と国家を理想的なものとして語るというのはどうにも(個人的な心情として)納得できないものがある2015/06/22

北大路さくら

2
カタカナ連発は西部文体だが、エクスプラネーションつまり「説明」…インタープリテーションつまり「解釈」など、全般的にルー語っぽい。 あと、そもそも○○の語源に立ち返れば…って話の枕以上の意味があるんですかね?というくらいそれが連発する。明治頃の「翻訳」の意義というものを著者がどのくらい考えてたことがあるだろうか、とふと思ってしまうようなあれである。内容は思想と言うのかこれは、という感が終始否めない。2019/05/03

ぽん教授(非実在系)

2
コンパクトながら重い本。既に書かれてあるレビューの通り、速く読もうとしてもなかなか頭に入ってこないくらいに濃い内容。合理主義や進歩主義としてのマルクス主義や市場原理主義などへの限界と、慣習や伝統を見直すことの大切さを説く。 もう一度じっくり読まねばいけないと思った。2012/12/10

wiwi

1
公共性の時代となるところを市場の時代と勘違いしたとはまさに。保守思想を広範な裾野から捉え直す趣旨だが、個人的には均衡ある良識を保つためのモノの見方だなと思った。広く扱っているので個別の表現さえ慣れてしまえば意外と読みやすい。2017/08/03

脳疣沼

1
西部邁独特の文体で読み難い。あと英語が多すぎる。日本語で書いて欲しいんだけどなあ。端的に言って、かなり難解である。どの章も分かるような分からないような感じで、まあ、保守思想を理論化するのが難しいということは分かった。2014/09/03

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