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内容説明
テーマパーク≪ミステリーの館≫へ取材に行き、ほんとうの≪ミステリーの館≫の鍵が入った箱をもらった教授。でも、鍵らしきものは見あたらない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
48
夢水探偵シリーズの第10作。いや~、新本格、新本格! 作者は、まさにミステリを書くために、このシリーズを始めたような人だ、と評価したい。メイントリックは、何となくうすうす気がついていたような、そうでないような。でも見事にだまされた~。実は真相を隠した袋とじ製本(やったね!)。しかし図書館本の悲しさ、最初から袋は破られていました。気分だけは開封したつもりで読了。2015/09/08
ユメ
32
青い鳥文庫で袋とじのミステリが読めるなんて、あとにも先にもこの本だけではないだろうか。このシリーズに最初に夢中になっていた小学生の頃は、図書館の本を借りて読んでいたので、当然袋とじは開封済み。自分の手で袋とじを開けられたのは今回が初めてだ。ミステリの解決編が待つ袋とじをそっと切り取っていくのは、たったいちどきりの贅沢な読書、本当に胸が痛いほど高鳴ることで、このシリーズを通してはやみねさんが子どもの読者を本格ミステリの世界へ誘ってくれていたのだということを改めて実感した。これぞ赤い夢、浪漫だと思う。2018/01/04
みなみ
25
青い鳥文庫の夢水清志郎シリーズの八作目。引退したマジシャンからの招待を受けて、「ミステリーの館」を訪れた教授や亜衣たちがマジックの謎に挑むお話。二重の袋綴じになっていて、その仕掛けにもワクワクして読み進めた。雑誌編集者の伊藤さんの「人間はいつだって、自分にあう世界をもとめて欲求不満になっている。そやけど、そんな世界なんて、ほんまにこの世にあるんですかね?それこそ幻想やと思いますよ」という言葉が心に残った。2023/06/07
じょうき
15
図書館本。袋綴じのあるミステリなんて、なんと胸踊る作りだろう。手品とミステリの親和性は高く、館ものの大掛かりなトリックも受け入れやすい。本作のポイントは、やはり袋綴じ部分の謎。多重解決ミステリ好きとしては、満足度が高い。なお、これまで、小ネタとして挟まれる古典的名作について、読んだことがなくても知っているものが殆どだったが、美食ミステリについてはほぼ知らなかった。勉強不足だと痛感した。2023/07/30
ひかり
15
小学生の頃の本棚から。二重袋とじにわくわくした小学生の頃を思い出した。今読むと幻夢王が何故事件を起こしたのか理解できる気がするけど、小学生には難しすぎるんじゃないかなとも思ったりする。 2019/01/03
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