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内容説明
ふと見上げたピーカンの青空。それが私にとってのタイクツというものです。退屈は風景に似ています。もちろん青空にも(あとがき)……岡崎京子Early Works待望の新装版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がりがり君
2
今とある本を読んでる関係でふと岡崎京子のことが頭をよぎるのだけど岡崎京子が未だにちやほやされる理由にその稀有さがあるんじゃないかとふと思いたつ。少年ジャンプとか熱血スポコン漫画が人気を集めてる中で真逆のベクトルを向いてて少女漫画にありがちな「熱烈恋愛もの」でもないしこういう書き手って中々表現しないから希少な人材になるんじゃないかと思った。あながちこのタイトルは著者の本音なのかもしれない。個人的にはユーモラスに描かれてる闇が好きすぎる。2016/12/11
an
0
短編集。旅行エッセイのような文章も入ってる。すごく作家の人となりのようなものが伝わってくる本だったと思う。一つ一つが短くて質もばらばらとして読みづらい印象は否めないけれど、その不揃いさが時代の空気を伝えていて好印象。2015/01/04
龍國竣/リュウゴク
0
初期の作品集。全体的にはっちゃけていて、なんでもありの本。あとがきにあるように、岡崎さんは「オリーブ」という当時の人気雑誌が好きだったようで。"物欲まみれの退屈小公女"とは素晴らしい言い様ですが、この本に出てくる女の子はとても奔放でした。2011/08/18