内容説明
からくり展のポスター制作を依頼するため、国際的デザイナー矢的遥を訪ねた広告代理店の池上佐和子。矢的と共にからくり人形について調べるうちに「べんきちはゆるさないぞ」という謎の脅迫文を人形から発見して……。からくりマニアの加島大治、才色兼備の研究者・多野百合亜、双子の兄でロックミュージシャンの露麻夫、女優の浮田美洋、一癖も二癖もある登場人物たち。はたして真犯人は? そして犯人の狙いは?! ことわざ好きの探偵・矢的が活躍する高橋ミステリーの傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
相田うえお
69
★★☆☆☆23061【偶人館の殺人 (高橋 克彦さん)k】なんちゃら館の〜というと、つい、手にしてしまうんです。(いつものように言ってます 笑)さて、これはどんな感じでしょう?読み出し部から早くも不穏な雲行きじゃありませんか!高所からの人間落下!お〜先が楽しみ!と、読み進めました。ところが、しばらくはミステリーというよりも豆知識大全集みたいな状態。『いつになったら館系の話になるんじゃい!』全体の70%を過ぎた頃になって、やっとそれっぽくなってきましたが、ちょっと当方の期待していたものとは別物でした〜。2023/10/03
yumiDON
29
う、うーむ…。館物かと期待して読んだが、ちょっと違ったようだぞ。最初は、何だかハーレクインにような語り口で、何度も本を閉じかけた。途中からは、からくり人形やら謎の偶人館やらことわざ好き探偵やら、と魅力的な要素があふれてきて、終盤付近まで、ほうほう、と一気読み。しかし、ラストは何とも火サス風でちょっと盛り上がりが…。個人的には魅力のあるミステリーの要素の1つとして、魅力的な犯人は欠かせないかなと思うので残念。でも、読みやすい文体なので、他によさそうな作品があれば読んでみようと思う。2015/11/23
noribei
3
高橋作品にしては 軽めでしたが、読みやすかったかな。2019/07/04
しーふぉ
3
からくり人形がもっと重要な役割を担うと思ったが・・・2013/03/19
らくくわ
2
高橋克彦の本は実はアップしてないけどずいぶん読んでます、が、これはちょっといただけなかった。表紙や題名からイメージしたものと違ってました。最後まで読みましたけどね。2019/05/24
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