内容説明
自白した被疑者がなぜ無罪に!? 救済されるべき被害者に対して法はいったい何ができるのだろうか。金融犯罪、中国系マフィア、そして快楽殺人。イリーガルに挑む刑事当番弁護士・京森英二が直面した事件は、日本の社会病理と深く係わっていた。法は人を救えないのか? 若い弁護士の武器は、金と勇気だけだった……。乱歩賞を受賞した現役弁護士ならではの精密な筆致で描く、リーガル・サスペンス傑作集。 (講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
130
中嶋さんの三部作を読んだ後にこのような連作短編集を読むと若干軽い感じを受けます。まして主人公が若手でもあまりやる気を感じさせないしかも資金繰りにきゅうきゅうとしていて、刑事当番弁護を引き受けざるを得ないということでの話です。内容は短いけれども最近の問題となっている事件などを中心にしてのサスペンスです。私は楽しめました。2016/10/28
はらぺこ
35
弁護士の京森英二が主役の短編集。オモロかった。好き。続編はあるんかな? 弁護士が主役の話やから読むのが面倒臭そうな気がしたけど実際は凄く読み易かった。2017/11/06
kayoko
26
リーガル・サスペンスなので難しいのかな?と思い積読していたが、読んでみたら凄くわかりやすく興味深い事が沢山で面白かった。主人公のキャラも人間味溢れる弁護士さんなので笑える所もありで楽しめた。2015/05/14
HoneyBear
24
さすが弁護士が書いた小説(短篇集)。DNA鑑定にまつわる誤謬などを知る。リーガル・サスペンスというらしい。物凄く面白く、一気に読了。2013/10/15
金吾
18
○テンポのいい短編集です。「措置入院」はかなり加害者がやばいです。「民事暴力」と「犯罪被告」が良かったです。2024/11/21
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