小学館文庫<br> はぐれ雲山頭火(小学館文庫)

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小学館文庫
はぐれ雲山頭火(小学館文庫)

  • ISBN:9784094115215

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内容説明

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「行乞行脚」といえば諦念と覚悟を定めた揺るぎないイメージがある。しかし山頭火の行乞はものの見事にそれを逆転する。泥酔と悔恨、従容と無頼、高揚と悲嘆、それらの狭間を縦横に揺れ動く。人間の強さと弱さ、それを謳って憚らない「人間標本」、それが山頭火だ。山頭火の代表句500余句と行乞記をもとに、旅の達人真島満秀の旅情溢れる「日本の原風景」150景でつづる魅力の写真句行。いつもと反対方向行きの電車に乗ってみよう。忘れたものが見えてくる。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大阪魂

41
明治から昭和の「漂泊の俳人」種田山頭火さんの俳句と日記、それを郷愁漂いまくりの写真とセットでまとめはった本!山頭火って名前は覚えてたけど読んだことなかってん、今回読んでむちゃ好きになった!大地主の子に生まれたけど11才の時に母親が自殺、大人になって家の酒造業が破産、44才から出家して行乞流転の旅に!飲んだくれて行乞する自分を自嘲しながら人生や自然について詠みまくる…「酔ざめの風のかなしく吹きぬける」「日ざかり泣いても笑うても一人」「捨てきれない荷物のおもさまへうしろ」「どうしようもないわたしが歩いている」2022/07/31

新地学@児童書病発動中

5
写真がきれい。寝床まで月を入れ寝るとする (本文より)2009/10/21

okimine_yuiki

1
フルカラーで写真がいっぱいでビジュアルブックで説明文もいっぱいで、しかも文庫版だから軽くて読みやすい。山頭火の俳句は凄く好き。有季定型句の方が多そうだし、定型句も好き。でも「すずめをどるや たんぽぽちるや」も好き。もっと心の余裕がある時代に、天気の良い場所で、ゆっくり読みたい本。どうしても詩や短歌や俳句だけだと情景や状況が解らないし、小説も解説や注釈付きで読むかSFを読むタイプなので写真と説明文がたくさんあるこの本はとても読みやすい。理解し易い。すっと頭に入ってくる。2021/04/30

1
好き みずにかげあるたびびとである2013/11/27

星野トレン太

1
晩年、田舎に別荘でも建ててせせらぎとさえずりを聞きながら庭の揺り椅子で日がな一日ゆ~っくりと時間をかけて再読したい本。2010/11/18

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