内容説明
『今昔物語集』や『宇治拾遺物語』などの説話が生成する現場や表現の位相を追究し、注釈や歴史叙述との関連をさぐって中世の言説世界をとらえかえす。
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目次
1 説話の言説(説話の言説 “実語”と“妄語”の説話史 ほか)
2 説話の表現(説話表現の軌跡 説話の中世―表現の位相 ほか)
3 説話と注釈(中世注釈の世界―読みの迷路 『職原抄』注釈と説話 ほか)
4 説話と歴史叙述(中世説話の仏法・王法論 物語論のなかの『平家物語』 ほか)