ちくま新書 誰にも知られずに大経済オンチが治る

著者名：三輪芳朗【著】

筑摩書房（2014/10発売）

• ISBN：9784480059505

内容説明

構造改革か景気浮揚か。いったい日本経済はどうなってゆくのだろう。テレビや新聞も連日この話題で持ちきりだ。いわく、不良債権処理、貸し渋り、ワークシェアリング…。しかしこれらの議論が前提にしている日本経済特殊論は、そういうように考えることで得をするものたちだけの「お話し」にすぎない。それでは日本の経済をどう見ればよいのか。本書は、これまでどっぷり浸かってきた日本経済に関する誤解から目を覚まし、エコノミストやジャーナリズムの“通説”に汚染されることなく経済を正しく見るための「経済学・基本の基本」である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[KAZOO]

この著者もすぐ前に書いた橋本先生と同じ年代の近代経済学者です。小宮隆太郎先生の弟子だけあってバリバリの規制緩和論者で、新聞業界と論戦を行ったりして一時新聞業界からは干されたような状態になった時がありました。ただよく勉強されているので、この内容も高校生くらいからは読めると思います。あとがきに書かれているのですが景気が思わしくないときの質問の答えが書かれています。まさにその通りと思います。

2015/10/04