火山はすごい - 日本列島の自然学

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火山はすごい - 日本列島の自然学

  • 著者名:鎌田浩毅
  • 価格 ¥699(本体¥636)
  • PHP研究所(2012/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569622262
  • NDC分類:453.821

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内容説明

本書では、火山に魅せられ第一人者となった著者が、噴火災害の基本的かつ実用的な知識を、わかりやすく解説。
同時に、「北海道まで飛んだ阿蘇の火山灰」「富士山の下に眠る二つの火山」「有珠山・噴火予知に成功!」など、興味深いエピソードを満載。
日本の活火山をとりまく状況を現場から報告し、人知を超えた火山の魅力と脅威に迫る。
おもしろくて役にたつ自然学の入門書。
災害時の対処法など自然との付き合い方を説く。

阿蘇山、富士山、三宅島……5つの火山を通して「爆発の原因」「予知の方法」「災害時の対処法」等を解説。人知を超えた自然の脅威に迫る。

富士山は再び噴火するのか? 噴火したらどうなるのか? 住民の避難がつづく三宅島の今後はいかに?――今まさに日本の大地は、活動期を迎えている。

▼本書では、火山に魅せられ第一人者となった著者が、噴火災害の基本的かつ実用的な知識を、五つの火山を通してわかりやすく解説。「火砕流」「マグマ水蒸気爆発」「ハザード・マップ」「割れ目噴火」…火山列島に住む我々がぜひ知っておきたい用語・情報を、具体例の中で紹介する。

▼同時に、「北海道まで飛んだ阿蘇の火山灰」「富士山の下に眠る二つの火山」「普賢岳の頂上より高い平成新山」「三宅島の噴火は二〇〇四年のはずだった」など、興味深いエピソードを満載。著者の人生をも変えてしまった、火山の魅力に迫る。

▼<目次>1.阿蘇山―火山学者漱石誕生!? 2.富士山―美しさも期間限定? 3.雲仙普賢岳―自然は人知を超えている 4.有珠山―噴火予知成功! 5.三宅島の七不思議

▼面白くて役にたつ自然学の入門書。

●第1章 阿蘇山――火山学者漱石誕生!? 
●第2章 富士山――美しさも期間限定? 
●第3章 雲仙普賢岳――自然は人知をこえている 
●第4章――有珠山――噴火予知成功! 
●第5章――三宅島の七不思議

目次

第1章 阿蘇山―火山学者漱石誕生!?
第2章 富士山―美しさも期間限定?
第3章 雲仙普賢岳―自然は人知をこえている
第4章 有珠山―噴火予知成功!
第5章 三宅島の七不思議
エピローグ―火山はおもしろい

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

156
どう人的被害を防止するか。地震よりも予知しやすい火山。しかし必要とする知識と事例が不足している。日本は火山大国であり、更に住宅地から近い問題がある。…2002年の新書。その後、御嶽山、西之島の拡大、全国各地で噴火は続いている。富士山もいずれ必ず噴火する。その影響は想像以上に広範に長期化する。研究の継続と平時の準備が必要である。…人間の知力は自然を統制するに至ったかのような錯覚を覚える。確かに火山学も日進月歩しているが、ごく一部が解明されただけだ。…鎌田浩毅氏のあとがきに心打たれる。読者のために書かれた本。2021/09/29

ニッポニア

56
火山を語る学者の生き生きとした文章がいい。悲劇も大いに伴う火山化学。以下メモ。風景、流れる火山岩、噴火、それだけを見ると火山は美しい、美とは何かを定義してくれる。好きは、結局今楽しんでいるに敵わない。地球が生きていることが直接実感できる場所。優れた学術書は、説明の鮮やかさを伴い、人々を魅了する。雲仙・普賢岳の噴火で有明海に岩雪崩が流れ、海水を押し出し巨大な津波を起こし対岸の肥後を襲った江戸時代の、島原大変肥後迷惑。2024/03/02

月讀命

54
火山学者による、火山好きの為の、火山の本。火山学の第一人者である京都大学教授の鎌田先生が、火山について、火山災害について、基礎的な事から実用的な知識に至るまで、解り易く解説して下さる本です。「阿蘇山の火山灰の話」「富士山の下に眠る古富士山の話」「有珠山と噴火予知の話」等、実例を挙げて解説して下さる入門書だ。我々の住む日本列島は火山で出来た様なものであり、日本にいる以上火山とは別れたくても別れられない。自然の驚異を肝に銘じながら、『もし、富士山が爆発したら、日本はどうなってしまうのか』 その辺が心配である。2011/12/20

mitei

41
日本の有名な火山を紹介した本。わかりやすい表現を目指して書かれていたので非常にわかりやすかった。しかし私の住んでいる近畿地方が昔から栄えていたのも火山がなかったからかなぁ?2011/12/21

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

38
火山に魅せられ第一人者となった著者が、阿蘇山・富士山・雲仙普賢岳・有珠山・三宅島の5つの火山を具体的な例をあげてわかりやすく解説。夏目漱石が大嵐の日にひどく苦労して阿蘇山に登った珍道中を描いた『二百十日』をはじめ、新田次郎の『怒る富士』など火山がでてくる著作もその都度紹介。あわせて読んでみたくなった。2019/07/14

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