集英社新書<br> ニュースキャスター

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集英社新書
ニュースキャスター

  • 著者名:筑紫哲也【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 集英社(2015/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087201451

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内容説明

初めて現場から語る「ニュースキャスター論」。かつて新聞、雑誌の記者・編集者であった著者が、テレビのニュース報道という未知の世界に飛び込み、そこで何を見、何を考え、何に苦悩してきたか。「ニュース23」の創設から現在に至る経緯を、自らの体験を軸に書き綴った迫真のノンフィクション。数々の事件、事故、災害、政局…。激動する時代と斬り結びながら、一般の視聴者には知ることのできないテレビニュース報道の舞台裏を活写する。そして、ニュースキャスターとは一体、何者なのか!?【目次】第一章 番組誕生/第二章 音楽の力/第三章 「北風型」と「太陽型」――インタビューの攻防/第四章 テレビは「小泉首相」を作ったか/第五章 「主持人」の周辺/第六章 大統領がやって来た/第七章 「モニカおばさん」のガツン/第八章 「赤い皇帝」の椅子/第九章 世界が変わった日/第十章 「多事論争」のできるまで/第十一章 TBSが死んだ日――オウムビデオ事件をめぐって/第十二章 神戸震災報道/第十三章 ただの現在にすぎない仕事/あとがき

目次

第一章 番組誕生
第二章 音楽の力
第三章 「北風型」と「太陽型」――インタビューの攻防
第四章 テレビは「小泉首相」を作ったか
第五章 「主持人」の周辺
第六章 大統領がやって来た
第七章 「モニカおばさん」のガツン
第八章 「赤い皇帝」の椅子
第九章 世界が変わった日
第十章 「多事争論」のできるまで
第十一章 TBSが死んだ日――オウムビデオ事件をめぐって
第十二章 神戸震災報道
第十三章 ただの現在にすぎない仕事
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

18
ジャーナリストvs.キャスター。文字vs.口語。メディアのあり方の変遷。利便性を追求した弊害の有無。故に、著者をはじめとする有識者の面々の存在価値がある気がする。『60 Minutes』は私のお気に入りの1つ。Don Hewitt 、Mike Wallace、Dan Rather・・・。日本のキャスターは如何に。オウム報道、TBSビデオ問題、小泉劇場演出、凛の会事件など、報道のあり方を問われる事件が後を絶たない。一方で、真摯なジャーリストももれなく実在。負を常に糧としたメディアのあり方の提言を期待。2014/02/24

tapioka

14
筑紫哲也氏がNEWS23のキャスターを勤めていた頃に書かれた番組誕生や特番などの裏話を収めた作品。私は筑紫さんが存命の頃から尊敬していましたが、当時から偏った報道だという批判が多かった。しかし、コンプライアンスという誰も傷つかない、当たり障りのない報道内容で、どのニュース番組もほぼ変わらない現在だからこそ、伝えたいテーマを絞り、視聴者に情報の軽重、取捨選択、論評などを考えさせ伝えようとする彼の報道姿勢がいかに貴重だったのか、感じざるを得ません。多事争論が好きで毎晩見てたのを思い出し、少し懐かしくなりました2020/02/20

Kentaro

12
筑紫さんは、多事争論を展開し、原稿なしで本音で語りかけ続けた思いを語ります。 小泉首相の誕生はテレビが作ったのかという問いに対して、国会議員票では全く勝負にならなかった小泉さんはかつて変人と呼ばれた田中眞紀子さんを見方につけ、大勢批判しながら投票権もない民衆に呼び掛け、予備選どころか本選で圧勝してしまった。 これを筑紫さんは中国の文化大革命で、当時の知識階級を一掃し、紅衛兵の造反有利の思想を悪用した毛沢東が実権を握ったことに重ね合わせて見ることが出来るという。なるほどこういう見方が出来ると納得した。2018/10/17

sabosashi

6
いわゆるニュースショーの裏側でどんなことが起きているのか、手に取るように読める。  わたしは頻繁にニホンのTVに接するわけではないから詳しいことはわからないが、朝日ジャーナルの編集長の頃から、筑紫のことが気にかかっていた。  したがって「ニュース23」にも関心を抱いたが、もちろんごく稀にしか見られなかった。  それでいったいどんなことが起きていたのか。    番組中でのクリントンとの、中国首相の朱 鎔基とのタウンミーティングの有様が興味津々。  2015/09/14

うりぼう

3
真実と真面目に向き合った人。2009/04/06

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