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内容説明
二〇歳のひらめきはどのように実現され、急成長したのか。
参加者四万人、観衆二〇〇万人―わずか一〇年で一大イベントに。
自由な祭りの基礎は自主財源と危機管理。
祭りは街づくりの起爆剤。
街中が活気づき、人はより自由になる。
祭りは「世代間の架け橋」―老いも若きも一緒に働く効能。
6月に札幌で開催されるYOSAKOIソーラン祭りは,10年で参加者4万人,観衆200万人の祭りに急成長した.企画実現の工夫,組織運営,自主財源の確立,リーダーシップなど成功のノウハウを熱く語る.カラー16頁.
目次
1 札幌の街が踊り出す―YOSAKOIソーラン祭りが始まる
2 エネルギーを企画化する―始まりは二〇歳の学生のひらめき
3 独創を実現させる―第一回よさこいソーラン祭り実現まで
4 始めるより、継続の方が難しい―広がるYOSAKOIソーラン祭り
5 リーダーシップのあり方―組織は進化する
6 企画も進化させる―踊りをより楽しく
7 自主財源への取り組み―二〇〇〇円の桟敷席
8 ネガティブ感情にどう対処するか―危機管理の確立
9 長谷川岳の生き方
10 将来ビジョンを描く―北半球のリオのカーニバルへ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
谷やん
0
やっと読了。随分前に、佐世保市内で開催されていた自主制作物即売交流会の主催者の方から薦められた本で、この本をきっかけにイベントを立ち上げたというのを聞いた記憶があります。読んでて思ったのは、「YOSAKOI」のイベントの企画から運営、当日の進行の流れに、イベント後の後処理など、街づくりをコンセプトに、苦労話やエピソードなど、イベンターをされている方にとっては、一読して欲しい一冊です^^;
まえちゃん
0
1992年にYOSAKOIソーラン祭りがはじまり、10年目に書かれた逸冊。まぁ、準備段階や開催当初の出来事は、「踊れ! YOSAKOIソーラン祭りの青春」のほうが臨場感があります。むしろ今回の内容は、“経営学”に焦点を絞っていますから。10年間続けられたポイントなどもわかります。街づくり,NPO,危機管理,お金などの内容は、ヨサコイにべったりな方以外にも勉強になるかも。リーダー学の項は参考になりました。決してヨサコイのリーダーってことじゃなく、ひとつの組織のリーダーとはってことで。2009/08/08