ちくま新書<br> 現場主義の知的生産法

個数:1
紙書籍版価格
¥770
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

ちくま新書
現場主義の知的生産法

  • 著者名:関満博【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 筑摩書房(2014/08発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480059406

ファイル: /

内容説明

現場には常に「発見」がある!国内五〇〇〇工場、海外一〇〇〇工場を踏査した“歩く経済学者”が、現場調査の勘どころを初めて明かす。実際に行ったモンゴル二週間四〇社調査をケースに、海外調査のルートづくり、インタビューの要諦、調査結果のまとめ方など、その全プロセスを公開する。調査が終わったらとにかく早く形にする、整理はしない、現場は刈り取るだけではなく育てるもの、等々、IT時代だからこそ心に染みる、超アナログ知的生産のすべて。

目次

序 なぜ現場なのか
1 「現場」調査の準備編
2 いざ、現地へ―モンゴル二週間調査
3 結果をまとめる
4 生産性を上げる法
5 フィールドを育てる
結 「志」は現場で育つ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ito

43
地域産業論をテーマとした研究者である著者がフィールドワークから どのように論文、報告書を構築していくのか、実践的にまとめたもの。徹底した現場主義に貫かれた行動力に圧倒された。著者は定型化されたアンケートやデータ分析による報告書を批判し、現場でしか真実が見えないことを強調する。研究対象となる地域とは一生つきあっていく覚悟が求められる。全てが著者の経験で語られているため説得力があり、日本の地域政策や産業振興に一石を投じる良書である。2013/11/23

おらひらお

5
2002年初版。常に現場に出ている人間としては、気にならざるを得ないタイトルの本です。内容も充実しています。テレビを見ない。資料を整理しない。出張時の道具を減らす。締め切りの前倒し等々学ぶところも多くありました。あと、「本は『書く』ものではなく、『売る』ためのもの」だそうです。売ることを全く意識していない本(値付け等)も学術書では多くありますね・・・。2013/08/07

RED

3
実際に人に会って深く関わってみることの重要性を語っていた。以前、実地調査として地元の経営者の方々に話を聞きに行ったことがある。その時は十分な話を聞いたと思っていたが、その後のお礼や調査のまとめなど、今後の付き合いのことは1つも考えていなかったと反省させられた。2021/09/23

夕刻

3
理論やデータを学んできた身としては痛いところ。机上の空論ではなく、現場に赴きそこから情報を聞き出すことの重要性を説いている。2014/02/10

couichi

2
アカデミズムの視点からの産業研究のやり方が、切れば血の出るような熱い言葉で書かれている。今の現場主義、知的生産法に至るまでの試行錯誤もすさまじい。2015/04/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21599
  • ご注意事項

最近チェックした商品