内容説明
同じように見える葉でも 一枚一枚違うように ありふれた今日かもしれないけれど 同じことも同じじゃない 毎日が違う日々
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろちゃん
84
詩に関しては初心者の私でも楽しめる詩集だった。どちらかというと若い年代の人も共感できる詩が多かった気がする。悲しいうたも、純粋な気持ちも、恋のうたも前に進むうたもあったけど、若い人にとっては一緒に前に進める詩集で、年をとった人には思い出を辿るような感じなのかなと思った。2016/04/14
masa@レビューお休み中
69
葉っぱにもいろいろある。丸い葉っぱ、尖った葉っぱ、ギザギザした葉っぱとかもあったりする。形も色も、みんなちがう。同じ木から生まれた葉っぱでも、まったく同じものはない。それはきっと人間も同じなんだと思う。どんなに近しい人でも、まったく同じ状態になることはできないし、すべてを分かり合うこともできない。それは寂しいことではあるけど、同時に尊いことでもあるんだと思う。生まれるときも、死ぬときも孤独であることを、この詩集を読んでいると強く感じてしまうのだ。2013/05/28
だまだまこ
56
再読。お風呂でゆっくり読書。人の心はわからないし、自分の心は人には見えない。だけど、私にしか見えないあなたのいいところもあれば、あなたは私の知らない私を知っているかもしれない。とりとめなく色んなことを思い出しながら、色んなことを考える。葉っぱの写真を見ながら、ささやかな心の旅をする。2019/11/09
ann
38
僕、君、私、あなた。出会うのも必然。すれ違うのも。一葉の写真はドキリとするほど雄弁。2016/01/04
greenish 🌿
20
(過去読本)20年前に鑑賞した一冊。読友さんと《樹を眺める》談義で盛り上がったので、こちらも久々に再読。《凍った川 P12》《明るい明日 P82》の詩と、《雨の中、雨やどり中 P113》の葉っぱが心に沁みた。 いろんな表情の葉っぱを眺めていると、自分が微笑んでいることに気がつきます♪2013/09/09